見出し画像

OB訪問のススメ

こんばんは。
最近、恐縮なことに21卒の後輩の就活相談に乗らせてもらう機会が増えてきたので、とりあえず自分のしていた就活を言語化しておきたいと思います。
まず今日は、我流になりがちな「OB訪問」についてです。

当時僕が意識していたことは、大きく分けて以下の2つです。
①1社毎に複数人と会う
②質問内容を丁寧に考える

ここから、順を追って説明していきます。

まずは「①1社毎に複数人と会う」について。これは、「1人に会っただけで満足しない」とも言い換えられます。なぜなら、やはり同じ会社の社員でもある程度の多様性があるからです。
自分の例で言うと、志望度が高い会社はそれぞれ5人以上の方に会うようにしていました。 1人目、2人目の訪問は好印象でも、数を重ねていくうちに「やっぱり自分には合わないかもな」と気づくことも多々ありました。
特に、第一志望の会社に至っては、結局13人もの先輩方にお世話になりました。そして驚くべきことに、自分にとってその全員が尊敬できる人柄だったのです。運良く内定をいただけたのも、それらの出会いがあったからに他なりません。
しかし、数十人も会い続けていると嫌な思いをすることもありました。突然連絡が途絶えたり、会ったは良いものの自分の価値観を全否定されたり…。ただ、そうやって色んな比較対象を持てたことで、自分が一緒に働きたい人の要素が明確になっていった気もします。
ちなみに、会った先輩は必ずしも大学のOBではありません。特に僕が通う大学はとても小規模なので、先輩を見つけ出すのは非常に苦労しました。そこでヘビーユースしていたのがOB訪問アプリの「Matcher」と「ビズリーチキャンパス」です。この比較まですると長くなりそうなので割愛しますが、ダウンロードすれば就活の強い味方になること請け合いです。

次に、「②質問内容を丁寧に考える」についてです。
(同じ会社の先輩に複数人お会いする前提で)僕が意識していたのは、全員に共通して聞く質問と、その人だから聞ける質問を分けて準備するということです。
伝わりづらいかもしれないので、ここで同じ会社に勤めるAさん・Bさんそれぞれへの実際の質問リストを見返してみたいと思います。

Aさん(営業/新卒入社)
・今の会社を選んだ理由
・企業理念が社内で浸透していると感じるか
・新卒入社同期の雰囲気
・Aさんご自身の将来のキャリアについて

Bさん(エンジニア/中途入社)
・今の会社を選んだ理由
・企業理念が社内で浸透していると感じるか
・他の職種(営業、デザイナーなど)とどのように関わって仕事をしているか
・中途入社の割合が高い中で、そういった方々はどのように社内に馴染んでいくのか

これらの比較で言うと、それぞれ前半の2つはこの会社の先輩方全員、というかほとんどのOB訪問で聞いた質問なのに対し、後半の2つは属性も踏まえて別個に用意した質問になっています。(ちなみに、僕の就活軸は「企業理念に共感できるか+それが社内に浸透しているか」だったので、2つ目の質問を特に重視していました。)
実際、会社内部でも組織への認識が違うということが往々にしてあったので、同じ質問を何人かにぶつけるのは自信を持ってオススメしたいです。
また、ここでもう一つ気を付けていたのは「調べたらわかることを聞かない」ということです。もし自分が訪問される立場だったらそんな学生は嫌だなと思い、ナビサイトや会社のHPは細かくチェックするようにしていました。あまり気の利いた質問が考えられるタイプではなかったですが、この習慣によってせめてマイナスは避けられたような気がします。

改めて、こんな僕に時間を割いて下さった先輩方、本当にありがとうございました。
そして、縁あってこれを読んでくれた後輩のみんなが、納得感を持って進路を決められることを祈っています。

#就活 #OB訪問

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?