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自宅にRecブースを作った話

前々から書いている通り、音周りの制作環境をDanteネットワークベースにして環境の拡張が非常に容易になったことで、ふと

あれ、今ならひょっとして家にRecブース作れるんじゃないか?

と思ってしまったので、早速実行しました。

■Recブースはこんな感じ

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Rec用スペースは1.5畳くらいあるので、テーブルを入れてナレーション録りも可能にしました。
一人で入る分には窮屈さもなく、通常の防音室より天井も高いので圧迫感もありません。

換気扇も設置したので、夏場も息苦しくなることなく収録できます。
換気扇入れてもS/Nはぶっちゃけすごく良い。
設営前に考えてたのの10倍くらいはノイズレス。

尚、マイクは「白い」という理由だけで買いました。

見た目って大事です。

■ブースモニターはDanteベース

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・Focusrite / RedNet AM2

Dante環境の良いところって、「あ、入出力を足したい」と思った時に、LANケーブル1本で気軽に環境を拡張できるところにあると思うんですよ。
「足りないなら足そう」でパッと軽率に入出力を足せるのは、Danteに限らずネットワークオーディオの利点の一つだと思うのです。

要はブースにLANケーブル1本引いておけば、将来的にブース内に入出力を増やそうとした時もすぐに対応できるのが素晴らしい。

尚、現時点では、マイクプリはアナログの単体機をちゃんと使いたいので、モガミの細いマイクケーブルをLANケーブルと一緒に這わせています。
(本気でブース側にマイクプリ置きたくなったら、Aurora(n)もう一台とかそういうお話になっちゃうし。。。

■トークバック周りはCubaseのControl Roomを使用

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ブースが別室にあることで必須になるトークバック周りは、JTSの安マイクとCubaseのControl Roomを使います。

CubaseのControl Room機能、最初に付いたのって10年くらい前でしたっけ?
当時は「いやそれくらい普通ミキサーとか使うやろ」って思ってましたが、あれから10年経ってスタジオからミキサーどんどん消えてますよね。。。
むしろトークバックは「Cubaseについてるからソフトウェア制御でいっかー」って機能の筆頭になってる感あります。

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設定としては、Control Roomの入出力設定で、トークバック用入力のバスを指定してあげれば、繋いだマイクをトークバックマイクとして使用可能になります。
(今はAurora(n)の使ってないアナログ入力を使ってます)

この辺を活用すれば、CubaseのVST Connectを使用して、Webベースの遠隔Rec、遠隔立ち合いも可能になるので、やはり「Rec用DAW」って点で、Cubaseの潰しの効きっぷりは最強だと思ってます。

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■結論 : やっぱエンジニアなら自分用に組んだ最高の環境で録りたいですよね!

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正直、外でRecしたファイルを持ち帰るの面倒だったんで、マジで「楽だー!」って思ってます。
ちなみに、部屋の改装と小物(テーブルとかライトとか)にかかった費用は合計4~5万くらい。
割と低コストでノイズレスな収録環境は作れます。

ということで、せっかく作ったからにはいっぱい使いたいので、依頼待ってます!

以上!

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