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爆熱機材冷却ファンを自作した話

音楽用ラック機材って、時々恐ろしく熱を持つやつがあるんです。
素手で触ると火傷するレベルの。
音響機材で人が触るんだから、そもそも人が触れるように設計しといて欲しいんですけどね。

ってことで、こんな感じに「ブランクパネル+ファン」を作って冷却したらかなり効果があったって話です。

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◾️爆熱機材

ウチで言うと具体的には

・Aurora(n)
・MixDream XP

の2台。
導入当初は隣り合わせにしようかと思ったんですが、両者爆熱でフロントパネルが火傷しそうなレベルになったので、仕方なく1つ空けたんです。

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導入当初は春だったんで大丈夫だったんですが、真夏の環境下だと、恐らくDanteカード部分が熱暴走で死ぬケースが頻発。

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これは保冷剤で冷却されるAurora(n)さん。

だから爆熱だって分かってんだから熱に耐えられるように設計してくれよ!

◾️冷却機材はあるが高い

ということで、冷却方法を考えるわけですが、やるなら1Uラックに収まる冷却ファンだろうと。
「きっと同じこと考える奴はいるだろう」と思ったら案の定あった。

高いけど、、、。
一方、Twitter情報で教えてもらったもっと安いやつ(それでも1万オーバー)は、、、。

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5100rpm、、、?(爆音確定

◾️仕方ない、作ろう

ってことで、以下の材料を買い集めてきました。

1. とにかく穴のでかいブランクパネル

2. 音を立てたくないので3300回転の4cmファン×3

3. ファン用3ピン電源(12V)を10本出せるニッチなメカ

ここまではいいとして、最後のやつ電源がなんと「SATA電源」、、、だと、、、?
「100Vのコンセント又はUSBから12VのSATA電源を取り出せる変換ケーブル」なんて聞いたことない。
ヨドバシの店員さんに聞いても「ウチで一番安くて小さいSATA出せる電源はコレ(300Wの普通のATX電源)ですねえ」と、まあそりゃそうだよなと、、、。

失意のうちにダメ元でAmazonを検索したら、、、ああああああああああああああ!!!!!!

あるじゃんSATA電源を単体で取れるACアダプタ!!!!
(本来の用途とは違う

◾️結論 : めっちゃ冷えた

ってことで早速組み付けてみたところ、まずファンとパネルが寸法ピッタリで、テープも接着剤も無しでプラモみたいに「パチッ」と組み込めました(後々グラつくようならなにか考えます。

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運用してみた感じ、フロントパネルの熱は明らかに前より低い。
音も静かで許容範囲。
今のところファンは3つですが、もし必要が出たら4つに増やしてもいいと思ってます。

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結論 : これは、、、控えめに言って大成功では、、、?

ラック機材の熱暴走に困ってる人はやってみてください。

以上!



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