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体験

そう、今回の『体験』というタイトルは何も関係ない。
夜中急にくりぃむしちゅーのオールナイトニッポンについて書きたくなり、上田晋也の『経験』をただ捩っただけである。

「くりぃむのANNについて語りたい」とは言ったものの最近ハマっているのはもっぱら太田上田だ。
本編ではなく公式YouTubeで部分的に見ている。中には本編より長ったらしくなくてYouTubeの方が観やすいという人もいるくらい。自動再生でどんどん再生されるため、この前の大連休でほとんど見尽くしたし、何回も観ている。競技場内だけでやる20キロ競歩くらい何周したかわからない。

作業用BGMとしてヨガマットを敷いてストレッチしながら見たりもするが、パソコン作業やギター練習等にはとても向かない。最強の作業妨害BGMとなる。
なので「ホントやばい、集中しよう!」という時は断腸の思いで太田上田を止める。
1度見出すと本当に止まらない、中毒に似たようなものがある。

こんなに面白くてくだらない、頭空っぽにして観て笑える番組、リアルタイムで本編も観てみたい。しかし、私の部屋にはテレビがない。そしてテレビがあったところで中京テレビは映らない。太田上田1つの番組のためにHuluに加入するのも癪だ。

余談だが、私はサブスクには1つも加入していない。理由は上記と一緒。観たい映画・ドラマがいろんなサブスクに散らばり過ぎてどこに加入すれば良いのかわからないからだ。観たい番組全部観るために全部のサブスクに加入するわけにもいかない。
以前『フラーハウス』が観たくてNetflixに加入しようとアプリを入れるところまできたのだが、『フラーハウス』を見終わった後に観るものが無さそうなのでやめた。
自分が余程の映画好きとかアニメ好きだったら何かしら加入したかもしれないが未だに踏みとどまっている。

話は逸れたが、YouTubeの太田上田で「アプリで太田上田が観れる」ということがわかった。
いつからかわからないが、なぜみんなもっと早く教えてくれなかったのだろう。
※ここで私は「なぜもっと早く教えてくれなかったのだろう、〇〇の時の××かっ!!」といった気の利いた“例えツッコミ”が出れば良かったのだが、ご覧の有様である。やはり上田晋也は凄い。

とにかく今後太田上田はアプリで本編を見つつYouTubeでも追っていきたい。


冒頭でも少し触れた、今年2月に発売された上田晋也の初エッセイ本『経験』
発売してすぐに買いに行って、ワクワクしながら読み始めた。が、中身は太田上田で話した内容とだいぶかぶっていた。
「あれ?」と疑念を抱きつつ電車で読むために表紙のカバーを取る(いつもそうしてる)と上田が、エジプトのピラミッドの横で野グソをしたかつての大橋社長のように日傘をさしてニコやかにしている写真が。それを見て私は「あ、自ら素材を提供してリスナーにイジってもらい大好きなウケをいただきたいのだろうなぁ」と勘繰ってしまうのであった。

太田上田で話した内容とかぶりはあるものの他にも初出しのエピソードもあるし、とても面白い本なので是非読んで頂きたい。
個人的に好きな話は上田本人が本のメインと言っていたえなりくんとのエピソード。
一番すごいなぁ、と思ったのは本の帯のマツコデラックス。
そして一番「なにこれ?」と思ったのが本の途中にある「お〜、オレIKEAかってくらいこんなに例えツッコミの引き出し持ってるんだぜ?」と言わんばかりに書いていた『昔話突っ込み』である。

上田晋也の凄さはやはり“相方を選ばない”ことだろう。というのは私の勝手な思い込みかもしれない。太田光との太田上田、相方有田哲平とやっていたオールナイトニッポンやくりぃむナントカ、そして上田チャンねるでは古坂大魔王とも組んで番組をやっているのだが、これらの番組は全て自由なのだ。そして愛されている番組なのだ。
イズムやしゃべくりのようにどんなゲストが来てもその人の魅力を引き出し、かつ笑いに変えるということに定評があるが、やはり上田晋也の真骨頂は“自由”にあるのではないか?
太田光、有田哲平、古坂大魔王が自由に話し、ボケる。上田晋也はそれを真面目に聴いて泳がせつつ、わかりにくい所は訂正入れたりわかりやすく解説し、ここぞというタイミングでツッコんだりブチギレるという。よく見る漫才の掛け合いやキレ芸とは一味違う面白さがそこにはある。
そして最後はツッコミながら上田も笑って話を締めるという、あと腐れないさっぱりとしたオチになるのが魅力ではないだろうか?

ラジオで上田晋也は「オレを分析するな!でも興味は持て」と言っていたが、われわれリスナーは愚かどんなお笑い専門家が分析をしたところで、上田晋也のツッコミのアンテナや思考回路、7股をしていた時の女性関係や柴田恭平ヘアでグラサンをかけてマックミランのジーンズを履くファッションの異常性を説明できる者はいないだろう。
上田本人を除いては・・・

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