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【まとめ漫画】いつか扉が閉まる時②


※ワールドメーカーで作成しました。まだまだ慣れない…

レファレンスについて

 図書館ではレファレンスという、利用者の調べたいことを手助けする業務があります。
 「この本ありますか?」みたいなものはさほど時間はかかりません。

 しかし抽象的な上にこれまでその学校では無かった「急ぎの」問いがあると、対応できる本がほとんどないことがあります。予算が豊富だった別の学校図書館ならちょうど良い本があったのにと思うことも。結局限られた本棚の本とネット両方当たって探して、時間がかかる(数時間)上、司書としては満足な回答ができないことがあり、利用者に申し訳ない気持ちになります。
 

 そのジャンルの本レベルが「歩」しかないと、なかなか王手はかけられない。

※「角」「飛車」等はどんぴしゃで専門的、だから必然的に値段が高い本の例えだが、専門的すぎる故に利用者を選ぶし、あまり使われない可能性もある。(予算がなければそもそも選定候補に上がらない。)

「歩」レベルの本はわかりやすいし初心者向けなので、これも必要ではあるが、これだけではレファレンスを乗り切れないことが多い。

 「金」「銀」レベルの、少し専門的な本が少しでもあると助かる。



 だからこそ、全生徒・(職員※こちらは予算による)の困りごとや望みを叶えられるようなポイントを押さえた書籍の選定が大事なのですが、「そこ抜けてたか!」とうっかりすることがまだまだあります(使えなくはないが古い本しかない)。

 このような場合は問い合わせがあってから必要性を感じて書籍購入という後手に回るのですが、巡り巡ってそれが未来の利用者への手助けになることがあるので、利用者がレファレンスをよくしてくれる図書館だと結果的に書籍が充実すると思います。