「彦根城」 ~徳川四天王・井伊家の居城~ [日本100名城No.50]
滋賀県の彦根城を訪れました。
徳川四天王の一人・井伊直政は、1600年の関ヶ原の戦い後、その軍功により18万石にて近江国に封ぜられ、西軍指揮官・石田三成の居城であった佐和山城に入城しました。
佐和山城は、「三成に過ぎたるものが二つあり、島左近に佐和山城」と言われる名城でしたが、直政は、三成の居城であったことを嫌い、湖岸に近い磯に居城を移すことを計画するも、関ヶ原の戦いでの戦傷が癒えず、1602年に死去。
その後、直継が家督を継ぎましたが、幼少であったため、家老の木俣守勝が、徳川家康と相談して、彼の遺志を継ぎ、1603年、琵琶湖に浮かぶ彦根山に築城を開始しました。
築城には公儀御奉行3名が付けられ、尾張藩や越前藩など7か国12大名が手伝いを命じられる天下普請でした。
1622年、すべての工事が完了し、彦根城が完成。その後、井伊氏は加増を重ね、1633年には、徳川幕府下の譜代大名の中では最高となる35万石を得るに至りました。
幕末の「安政の大獄」、「桜田門外の変」で有名な、井伊直弼は、直政から数えて、16代目の彦根藩主です。
■アクセス
・JR彦根駅から、徒歩15分
■料金
・600円
スタンプは、彦根城表門券売所にあります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?