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「射山神社」 〜榊原の温泉大明神〜

 古くから、「宮の湯」と呼ばれている榊原温泉に、温泉の神を祀る射山神社があります。

 射山神社は、式内社の一つであり大己貴命と少彦名命の二座を温泉大明神として古くから祀られてきました。

 この神社は境内の裏手にある湯之瀬川の北岸にそびえる射山(貝石山)を御神体とし、今も山腹八合目に御社跡が残っています。

 そして、明治になって村内の神社を合祀し十八座の神が祀られて今に至っています。

 また、伊勢神宮の祭礼では、この地に自生する榊の枝を、神社内に湧く泉「長命水」に一晩浸して奉納する習わ しがあり、古くから「神の井」として、伊勢詣でに訪れる人々の信仰を集めてきました。

 現在、長命水は御手洗場となって自由に汲むことができ、その泉と、森 の木々もあいまって、私たちに不思議なパワーを与えてくれそうなスポットです。

「射山神社:大黒さまの恋小槌」
「宮の湯」


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