「田丸城」 ~北畠氏による伊勢のお城~ [続日本100名城No.154]
三重県の田丸城を訪れました。
田丸城は南北朝時代に南朝方の拠点として北畠親房、北畠顕信によって築かれたといわれています。
戦国時代には織田信長の伊勢侵攻に伴い、北畠具教の養嗣子となった織田信雄の居城として、3重3階の天守を備えた近世城郭へ改修されますが、5年後に火災で天守を焼失してしまったため現存していません。
江戸時代には徳川御三家の一つ紀州徳川家の治める紀州藩の所領として、久野氏が城主を務めました。
現在も天守台や石垣、堀などの遺構が残っており、他所へ移築されていた富士見門、三の丸の奥書院なども再移築され、整備されています。
田丸城は南北朝時代の中世城郭と織豊系の近世城郭と両方の遺構をあわせ持つ城となっています。
■アクセス■
・JR田丸駅から、徒歩15分
■料金■
・無料
スタンプは、村山龍平記念館にあります。
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