「大坂城」 ~大坂夏の陣から徳川大坂城へ~ [日本100名城No.54]
大阪府の大坂城を訪れました。
大坂城は、もと石山本願寺の跡地に建造されました。
1580年、織田信長は石山合戦で本願寺顕如の石山本願寺を焼失させ、その後、丹羽長秀に摂津を預けます。
本能寺の変のあとには、清洲会議で池田恒興に与えられ、その後、池田家が美濃に国替えとなると、以降は、豊臣秀吉が大坂城を築き、豊臣政権の本拠地となりました。
1615年の「大坂夏の陣」で廃墟同然となった大坂城(豊臣大坂城)は、1620年に徳川秀忠の命により天下普請によって10年かけて再築されました。
豊臣時代の大坂城の跡に高さ数メートルの盛り土をして再建されたため、現在も地下深くに豊臣時代の石垣が埋まっています。
現在ある天守は1931年に復興されたものですが、櫓や門などは江戸時代のものが残っています。
天守を中心とした大阪城公園には梅1250本、桜4500本が植えられており、春には花見客で賑わいます。
また夜間には天守がライトアップされるため、夜景の名所としても知られています。
なお豊臣時代の天守が32年、徳川時代の天守が36年と、いずれも短期間に焼失したため、現在ある復興天守がもっとも長命の天守となっています。
■アクセス■
・JR大阪城公園から、徒歩15分
■料金■
・600円
スタンプは、1Fのインフォメーションにあります。
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