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「空気」を感じる 〜メラビアンの法則〜

◆「コミュニケーションツール」の変化

 コロナ禍は、社会に対して様々な影響を及ぼしましたが、企業活動の中では、「在宅勤務」という、それまでの製造業では、想像もできなかった勤務体系が可能となりました。

 「三密」を避けるため、会議室での会議は無くなり、出勤しても、メールや、自席でのTeams会議となり、今までの「当たり前」が無くなっても、業務に支障がないようになってきました。

 現在は、原則「出勤」となりましたが、全員が会議室に集まる会議というのは、コロナ前よりはるかに減少し、「当たり前」の基準が変化しました。

 確かに、Teams会議は、「場所」や「人数」の制約を無くすので、ある一面では素晴らしいツールです。

 そんな中、コロナ前後での、コミュニケーションという観点での気づきを記載します。

◆「メラビアンの法則」

 NLP等でよく引用される「メラビアンの法則」では、
・話の内容などの言語情報が7%
・口調や話の早さなどの聴覚情報が38%
・見た目などの視覚情報が55%
 の割合で、影響を及ぼすとされます。

 その割合の真偽は別として、確かに、「メール」は「言語情報」のみで、「Teams」も、画像をONしなければ「聴覚情報」までで、やはり、その場の「空気」は伝わりにくくなります。

 もちろん、Teamsでも画像をONすれば、話す人の姿勢や表情は伝わりますが、出席者のリアクションや、従来の会議室で感じていた「空気感」は伝わりにくい感覚を持ってしまいます。

 昨年のコロナ5類化以降、ようやく海外出張も解禁され、現地でFace to Faceで対話することができるようになり、何か霧が晴れたかのような感覚を持てたのは、私が昭和世代だからなのでしょうか。

◆「Face to Face対話の重要性」

 「言葉」の裏にある「真実」は、やはり、その現地にいかないと感じることができません。

 外部環境の変化が激しい現在だからこそ、現地に出向いて、「五感」を研ぎ澄まして、「空気」を感じる

 "Face to Face"対話、「現地現物」での確認は、効率性や、出張旅費を凌駕するパワーを持っています。

「メラビアンの法則」

■引用 Mehrabian, A. (1971). Silent messages. Wadsworth, Belmont, California.


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