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日記 No.35 最近(?)観たもの遊んだもの


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「空」でフォトギャラリーから検索。良き。

序文

観たりやったりしたけど感想書けなかったもの達をサクッと消化する。いつかちゃんと書いてもいいし、備忘録的な感じ。Twitterで軽めに感想書くと軽めに満足して書かなくなるの勿体無い。Twitterに吐いちゃうの止めよう。なお多少のネタバレは含むので気をつけて欲しい。

ユージュアルサスペクツ

1996年のアカデミー賞、助演男優賞、脚本賞を獲ったクライムムービー。
ちゃちな犯罪で捕まった小悪党達が拘留中に犯罪の計画を立てるが、実はその出会いは仕組まれたものであり、過去の出来事でそれぞれ同じ謎の大物の恨みを買っていた。その恨みを晴らすためにはその謎の大物の依頼を達成しなければならないが……。

物語の語り方が非常に面白い。最初に主人公達が並んで犯罪者整列って感じの写真を撮るシーンがあーこれこれ!よくみるやつ!ってなる。
終わった出来事を後で語り部が語りながら、徐々に見えてくる事実……みたいなのってこんにちではよくあるかもしれないが、そのはしりなんだろうか。さらに元ネタはあるらしいが、源流を見た感じがしてとても感嘆した。

テーラー

ギリシャ・ドイツ・ベルギー合作の2020年の映画。
経営が経ちいかなくなったベテランスーツ屋さんが屋台販売を始めてウェンディングドレスを作り出すお話。

全体を通して感想を言うとめっちゃくちゃほろ苦かった。人生においてみんなが幸せなハッピーエンドってないのかもしれないが、それでもみんなそれぞれ続く人生を歩んで生きていくんだなぁ……としみじみした。
外国人街?的なところでご婦人達にドレスを仕立てているシーンは日常の美しさが野に咲く花のように表現されていて、とても好きなシーンだ。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

色んな方向で話題になったマリオ映画。あらすじを説明する必要もないだろう。

クッパの目的が世界征服じゃなくてピーチへの求愛である場合、なんだかんだ愛嬌あるキャラなので悪役になりきれないんじゃないかな〜と思っていたらお祝いに周辺国の住民達をマグマに沈めるとかいう異常者っぷりを発揮してくれたので、おぉ〜ちゃんとシバかれる理由が作られた悪役だぁ〜となってええやんとなった。
ゲーム演出面もルイージへの兄弟愛も強く逞しくバイクに跨る姿が美しいピーチも私は普通に楽しめたし、なんならこの手のゲーム原作映画の中では上位に入るなと思ったが、評論家はあんまり良い点数つけなかったって話は、まぁわかるなってなった。
評論家である以上、自分の中で良いとするものに対しては明確な基準を持つべきであろうと思う。人に薦める時の礼儀として、だから私は良いと思うを説明できなければ仕事にならない。ただその基準に多少の柔軟性は持たせるべきかなとは思う。
ファンに向けてファンが楽しむものを作った作品なんだってことは明確な映画だった。ならそれで十分だろう。ただちゃんと世に言われている「評論家」達の原文を一個も見てないのでたぶん読んだら普通に褒めるところは褒めてるんちゃうかなと思ってる。
最後に、こんだけアクションするならスマブラっぽいシーンないかなーとドンキーとバトルしてるあたりで思ってたらクッパ戦で空上空前っぽいアクションしてくれたので100点かもですってなった。クソ意味深なルマリーとヨッシーが続編示唆なのかなんなのか気になりはするが、良い映画だと思う。

SE7EN

ユージュアルサスペクツみたいなクライムムービーが観てぇ!となって観た。
犯罪が絶えないアメリカのある都市。定年間近のベテラン刑事と赴任したての若手刑事の管轄で異常な殺人事件が発生する。やがてキリスト教の七つの大罪をモチーフにした連続殺人事件であると判明した一連の犯行は、犯人の登場とともに結末へと進んでいく……。

モーガン・フリーマンももちろん良いんだけどブラピの演技が良すぎる。ラストの葛藤は筆舌に尽くしがたい。心理描写ができる文章媒体でもあの演技を文字で表現することはできるのだろうか……。
なかなか心が重たくなる映画だったが展開が飽きさせず軽快でありながら中身は重厚で非常に良い映画だった。

ミスト

超有名な鬱映画。アメリカの穏やかな住宅街地域がある日、謎のミストに覆われる。ミストの中には”何か”がいる。たまたま出かけていた主人公とその息子は出かけた先のスーパーに閉じ込められる形になる。だんだんと崩壊していくスーパーに来ていた人々の理性。何が起こっているのか、何が正解なのか、何を信じたらいいのか、必死に足掻いた先に迎える結末とは……。

観終わった後で「うわぁ〜〜〜……」って声が出た。語り継がれている作品なだけはある。えっぐい。追い詰められた人々がどういう行動をとるのか?ってところがよく考えて多様な人物が造形されており、大変面白かった。この映画に限らないがキリスト教圏にある作品って根幹として共通する神への理解みたいなのがあって、その下地があるのって創作において結構羨ましいかもと思った。宗教おばちゃんが獲得した影響力の強さみたいなのって私含め日本人だと心の底から理解できない気がする。日本は文化に根ざしすぎて宗教を意識しないが宗教的な風習が多いし、神も多いし、地域によっても全然違うし、古事記モチーフも一般ウケするのかわからないし、難しいよなぁ。それが面白くもあるんだけど。

レギオン

コンスタンティンがすごい好きなんだけど、そういう感じのやつが観てぇなと思って観たがそんなにだった。
砂漠にポツンとあるダイナーにいるウェイトレスが妊娠するのだが、その赤ちゃんが天界魔界にとって重要な存在で、それを狙って押し寄せてくる奴らとバトル、なお戦うのはダイナーにいた一般ピーポー数人と天使が一人、みたいな。
ある意味では面白かった。冒頭の受胎したヒロインに対して献身的に尽くそうとする主人公にヒロインが言った「ヒーローになろうとしないで」は結構良いセリフだなと思った。

犬王

アマプラにきていたので視聴。
女王蜂のアヴちゃんが声優やってるって宣伝をされてた作品だったが、中身はめちゃくちゃ考証と解釈が行われた平家と能に関する骨太な作品だった。
犬王自体が実在した人物ということも知らなかったし、現代の能楽者も歴史の研究者も協力のもとで作られていたらしいし、映像のライブ感はすごいしちゃんと劇場で見ておけば良かったと軽く後悔した。
癖は強いと言えば強いアニメ映画なのだが、犬王の舞台の演出表現には、人々を夢中にさせたであろう熱を感じさせられて魅入ってしまった。犬王の父親の誰よりも華やいでいたいという狂気は劇場アニメの製作というある種の狂気が必要な場所においては親近感があっただろうなと不思議な方向から同情してしまいながら観ていた。
くじらのシーンがかなり好き。

ゼルダBotW

ティアキン出る前にと思って遊んだのだがまだDLCコンテンツが終わってなくてティアキン遊べてない。いちおう感想を下書きしてあるんだが、DLC以下略により書き上げられていない。
さすがGOTYって感じだ。数千時間遊んでる人の話も聞くが納得できるほど無限に遊べる。遊び心地が気持ち良すぎて浸りたくなる。

リメイク版ライブアライブ

「あの世で(ry」のセリフが超有名なRPG
HD2DでリメイクされたSwitch版で遊んだ。予想以上に面白かった。恥ずかしながらサガシリーズを遊んだことがなくて、複数主人公のゲームを初めてやった。短編集みたいでサクサク遊べて良い。
そしてお話によっては縛りプレイだとかやり込みプレイもあるし、最終編では隠しボスも多くて当時購入したキッズ達はだいぶしゃぶり尽くして遊べたんじゃないかと思う。当時のゲームソフトってまぁまぁ高額だったのでなけなしのお小遣いを握りしめて買いに来た子供達のことを本当によく考えて作ってあるなってのと、ちゃんとシナリオが現代のおじさんから見ても面白くて感動してしまった。名作と呼ばれた作品はたしかに名作であった。

Ib

名作繋がりで名作フリーゲームのIb
初出はフリーゲームだがSteam版で遊んだ。
美術館に訪れた女の子が若干ホラーでスリリングな出来事に巻き込まれるお話。とても面白かった。
RPGツクールで作られた作品のはずだが、表現に過不足がない。というか発想力がすごい。もし数年後にリアルに3Dリメイクされたとしてもちゃんと面白い気がする。2Dに不足を感じたという訳ではなく、広げる余地が物語の完成度にあるという話。
孤独なホラーかと思っていたのだがしばらく進めると登場する他のキャラクターも超良くてすっかり好きになってしまった。良い作品だ…。
フリーゲームだけあって作品内では素材もフリーのものが多用されているようだが、ギャリーの曲は短いフレーズながらかなり好きだ。Ibの作者さんのサイトを見にいってみたら10周年記念のファンメイド曲のリンクが貼ってあったのだが再生数が少なくて勿体無い!!と思ったので勝手にペタリと貼っておく。


余談

他にも観たり遊んだりした気がするが思い出せるものをザッと書いた。

映画やアニメだと純粋にインプットのみの行為なので、語れる友達が身近にでもいない限り(涙)書くぞ!って気分になるんだが(なってなかったからこれを書いてるという矛盾)ゲームは映画に比べて遊ぶ行為がアウトプット的なのでやり終わると達成感で感想をすぐに書くぞってなりにくい気がした。
それでも書く行為は楽しいしもっと自分に馴染ませたいので書いていこう。

あとこれまでの日記だと運動についてとなろうについて書いてたが、運動は継続中。歩くの楽しい。なろうの方は停滞中、一応プロットは進んでいるがちゃんと短編も書いて数をこなしたい。

観たいものも読みたいものも尽きないのでサポートいただければとても助かります。