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子なし、泣く。

子どもはいませんが、子育て支援をしています。

20代後半の時に結婚の意志を明確にしてくれない彼氏を見ていて、この人を選び続けるのなら結婚も子どももいない人生になるかもしれないと思いました。後悔しない人生を送るために「自分の子どものいる人生」「誰かを育てる人生」を大きくふたつを計画しました。

「誰かを育てる人生」は部下を育てること、子どもの教育関連の仕事をすることを計画していました。それには自分の人間力を高めなくてはいけません。人見知りで、自己完結している閉じている心を、社交的にするように色々な職業な方にあったり、徐々に人に慣れていくようにしました。

結婚しないでも傷つかないように計画した「誰かを育てる人生」は、結婚して「精一杯で余裕のないママのため」に活動をしはじめました。

ここ2年は子育て関連のニュースも情報を集め、俯瞰でみれるように多方面からの意見を聞くようになりました。子育てをしていないと気にならないようなニュースも敏感に反応になるようになり、基礎知識を得ることができました。いよいよ、本格的に子育てママ支援をやるために「親子が集まる場」に行くようになり交流をしはじめました。そこで、想像していなかったことが起きました。

「泣く」のです。仕事中。

かわいいと言って、自分の子どもをあやすママを思い出して、無意識に泣くのです。無自覚な内に、自分を傷つけることをしているようです。予想外でした。それでも活動は続けて行きます。大きく物事を見ると子育てしやすい環境作りこそが色々な問題を解決できると考えているからです。


自分の子どものいる人生も想像してみました。

「ちょっと待って、自分の子どものいる人生もあったよね。」と思ったあなた。そうですよね。自分が出産、代理出産、相手の血がつながった子ども、養子など本来は選択肢があります。

でも選びませんでした。なぜだと思いますか。子どもがほしいという想いだけは、子どもの将来の選択肢が狭まることを知っているからです。私の力量では、パートナーや夫と協力なしでは子育てをできません。精神疾患の勉強をした時に生育歴が重要であることを数々の事例から学びました。自身も生育歴によってねじれた思考があります。子どもを育てる前提でつき合って結婚した相手ではないので、子どもを作る選択をあきらめました。

そんな中、女優 山口智子さんの「子供を産んで育てる人生を望まない」の記事がFBのタイムラインを埋め尽くしたことがありました。絶賛されていますが、彼女は51歳。つまり、更年期が始まるような年齢だからこそあのように答えられるようになったのではないかと思うのです。女性はそんなに単純ではない、そういう考え方が主軸にあったとしても可能性があったなら別の選択をしたのではないかと推測するのです。

あの記事を読んで楽になった人もいるという反響もあるようですが、「2人が結婚して2人産まないと人口が2人減る」といったある講演会で聞いた言葉が頭の中で響き渡りました。影響力のある人は、ああいったことを堂々といえますが39歳という微妙な年齢の私は胃が痛くなるのでした。





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