居住者問題(構造スリット)byカゲ。。
こんにちは。
『リング』(仮称) 発明者の蔭山貴弘です。。
今日は、少し難しい問題ですが、大地震の際に、皆さんの命に関わる問題である『構造スリット』についてお話したいと思います。
『構造スリット』とは、鉄筋コンクリートの建物の壁と柱・梁の間に緩衝材を設置することで、大地震の際に柱・梁のせん断破壊を防止するクッションのようなものです。
すなわち、大地震の際に、マンションが傾いたり、倒壊することを防止する防波堤が『構造スリット』と言えます。
しかし、この『構造スリット』、タイルを剥がしてみたいと、住民には正確な状況をわからないため、仮に大地震で大きな損害を受けても、その原因が構造スリットであったことを知らずに、住民は悲劇に巻き込まれる可能性があります。
(少し、話がずれますが、2005年にあった構造計算書偽造事件をご存知でしょうか。この事件は、ある建築士が構造計算書を偽造したことで問題が発覚しました。構造計算書を偽造することで大地震に耐えらないマンションが建つことは当然問題ですが、)
正しい構造計算書に基づいても、正しい構造スリットが設置されていなければ、正しい構造計算書は絵に描いた餅になります。
では、実際、『構造スリット』は正しく設置されているのでしょうか?
残念ながら、下記の写真のように、構造スリットが正しく設置されていないマンションがあることは否定できません。
今回、上記の写真を提供頂いた都甲一級建築士のように、長年、この『構造スリット』の問題を指摘している権威もおられます。しかし、残念ながら、その声は、マンション管理業界全体に届くほど、表面化していません。
そこで、『リング』を使って、正しい情報を伝えていければと思っております。
本日は以上となります。
次回は、『孤独死』の問題についてお話したいと考えております。
引き続き、よろしくお願いいたします。
蔭山 貴弘
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