見出し画像

良工まずその刀を利くし、能書は必ず好筆を用うと言っても…

1人1人の小さな取り組みが、やがて社会を照らす光になるように…
エコー検査を通じて、各々の小さな燈火(願いや思い)を大きく成長させる
コミュニティ『L-US-TOWN』です。

さて、あなたの施設のエコー機は最新型ですか?
よっぽど恵まれた施設でない限り、ハイスペックで最新型の機械に触れられるチャンスはほとんどないのではないでしょうか?

正直、私も今にも止まりそうな古い機械でエコーを取らなければならない時には、こんなに下手だったっけ?と思うくらい、描出しづらい環境で仕事をしなければならないこともあります。

とはいえ、プロの仕事をするには、目の前にある機械の最大パフォーマンスを出すことが求められるわけです。

なので、パフォーマンスが悪い機械の時はチャンスかもしれません。

最新の機種を使えば、何もせず安定の良質な画像が得られるはずですが…
我々の先輩たちは、時代の進歩と共にその時の最高の機械であっても、今より調整が必要な機種で良質な画像を工夫して描出していたわけです。

私たちも、技術の進歩にあやかって大切な工夫を忘れてしまうのではなく、どのように向き合ったらよく見えるのか努力することが大切なのかなと。

基本的な調整の後は、呼吸の調整だったり、ゲインの調整だったり、STCの調整だったり、視野深度の調節だったり、いっぱい工夫できる事があります。

そんな地道な努力をしていると、新しい機械が搬入された時の感動は語り尽くせません。こんなにもよく見える機械で仕事出来ることが本当にありがたいなと、より一層愛おしく、より大切に機械を使いたくなると思うのです。

私がエコーを始めた頃、同僚に描出がうまくいかないのを機械のせいにするのは信用できないと言われことが心に残っていています。

もちろん、メーカーや機種によって得意・不得意な部位や、機械特性はあるものの、確かに機械の文句を言うのはお門違いだなと私も感じます。
それは人生にも通じることなのかもしれません。

問題の原因を自分の中に見出すのか?外に見出すのか?
確かに、自分の責任として受け入れることは辛い事だし、成長するまで時間もかかる。でも、諦めずに自分の成長につなげられることは、長期的にはとても素敵な事だなと思います。

上を見れば限りなく、下を見ても限りない。

与えられた環境で最高の自分になる努力を続けて、小さな感謝を日々に積み重ねていきたいですよね。そんな気づきの1日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?