見出し画像

心臓と自律神経

こんにちは。
臨床検査技師(超音波検査士)として働いている「ビアンキ」です。

検査をする前のちょっとした隙間時間に、患者さんとたわいのない話をすることを心がけています。それは、検査に対する恐怖心を取り除いてリラックスして検査を受けてもらいたいから。

緊張していると、心拍も早くなるので、エコーする際もリラックスして安定した心拍のほうが見やすいことも理由の一つです。

とはいえ、ちょっとした会話の中から患者さんから新しい情報を教えてもらうこともたまにあります。それではさすがに恥ずかしいので、遠い記憶の淡い知識を少し掘り下げて、クリアにしてしていきたいと思います。

本日は『自律神経』

まず初めに…神経って
➡脳から各器官に情報を伝えるもの
 ➤脳から脊髄までつながる神経:中枢神経
 ➤脊髄から全身へ広がる神経:末梢神経 ⇨体性神経(運動・知覚)
                    ⇨自律神経(交感・副交感)

末梢神経は、自分の意志でコントロールできる体性神経と自分の意志でコントロールできない自律神経の2つに分けられます。

さらに、自律神経は交感神経と副交感神経に分類され、私たちが生きるためにコンディションを一定に調整してくれる素晴らしいシステムです。

しかし、ストレスを抱えることで交感神経が緊張や興奮を呼び起こし、副交感神経によるブレーキも利かないと、焦りやイライラを感じやすくなります。血流が悪くなることで、健康状態にも悪影響が生じます。

心疾患の患者さんは交感神経が優位なことが多いそうです。

本来であれば、ここで副交感神経が働いて、体の活動性を下げて、体力回復にむけて作動するのですが、ストレスがあるとなかなか働いてくれません。

画像1

人間関係や仕事に板挟みになっていた時の私のホルター心電図。

心室期外収縮(premature ventricular contraction;PVC)は、心室筋からの独自の興奮が起こり、洞結節からの予定された伝導よりも先に心室が収縮する不整脈のこと。心室性期外収縮が3連発以上続くショートラン、心室頻拍VTと呼ばれます。

気合で身体の悲鳴を無視して頑張り続けることはとても危険です。

ということで、よく食べ・よく寝て・よく遊ぶ
知識から実践へ一緒に一歩踏み出しましょう。

昨年に話題になっていた『論語と算盤』を読みました。
なぜ現代語訳を購入しなかったのか…後悔
やや苦戦していますが面白いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?