グリム・ハーヴェスター Wayfinder Bestiary#70

グリム・ハーヴェスター GRIM HARVESTER

フードをかぶった人形生物の姿のフードの下には虚無が漂っている。刀の腕の間枯れた黒い鎖が一定の不穏なリズムで微妙に揺れている。

グリム・ハーヴェスター CR 12 GRIM HARVESTER

XP 19,200
秩序にして悪/中型のアンデッド
イニシアチブ +4;感覚 暗視60フィート、生命感知;〈知覚〉+22

防御

AC 27、接触 14、立ちすくみ 23(+6サイズ、+4【敏捷】、+7鎧)
HP 152(16d8+80)
頑健 +9、反応 +9、意志 +13
防御能力 黄泉がえり;完全耐性 アンデッドの種族特性;SR 23

攻撃

移動速度 40フィート(鎧着用時は30フィート)
近接 +1グレートアックス +21/+16/+11(2d6+11/19~20/×3)
特殊攻撃 斬首の打撃、不死の誘惑(DC 22)、突き飛ばし(グレートアックス、15フィート)
擬似呪文能力(CL 16レベル;精神集中+20)
常時—グレーター・スクライング(DC 22)
1回/日—ファインド・クエリ、ファントム・スティード

一般データ

【筋】25、【敏】18、【耐】ー、【知】23、【判】16、【魅】19
基本攻撃 +12;CMB +19;CMD 33(武器落としされない)
特技 《薙ぎ払い》、《攻防一体》、《クリティカル熟練》、《薙ぎ払い強化》、《クリティカル強化:グレートアックス》、《強打》、《追加hp》、《武器熟練:グレートアックス》
技能 〈威圧〉+23、〈知識:神秘学〉+25、〈知識:歴史〉+22、〈知識:宗教〉+25、〈知識:貴族〉+22、〈知覚〉+22、〈真意看破〉+22、〈呪文学〉+25、〈隠密〉+20、〈生存+19
言語 地獄語、アクロ語、アズラント語、共通語、竜語、エルフ語、奈落語
その他の特殊能力 永遠の鎖

生態

出現環境 どこでも
編成 単体、ペア、魔女団(3~6)
宝物 2倍(+1ブレストプレート、+1グレートアックス、その他の宝物)

特殊能力

斬首の打撃(超常)/Decapitating Blow:グリム・ハーヴェスターが敵に対して斬撃武器でクリティカル・必翔を確定させると、武器はクリーチャーの胴体から頭を切り離し、即座に殺害する(頑健・DC 22・無効)。次のラウンドで切断された頭部は、グリム・ハーヴェスターの管理下で、ソウルバウンド種beheadedとして黄泉がえる(Bestiary 4 17ページと下記参照)。ソウルバウンド種beheadedは元のクリーチャーのHDと同じ数のHDを持つ。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
永遠の鎖(超常)/Eternal Chain:グリム・ハーヴェスターには、手首に近接武器を取り付けて15フィートの間合いとその武器で突き飛ばし(15フィート)の特殊攻撃を与える特殊な鉄の鎖がある(硬度10、5HP)。鎖が破壊されない限り、グリム・ハーヴェスターは武器落としされない。グリム・ハーヴェスターは全ラウンド・アクションとして武器を交換したり、破壊されたチェーンを回復することができる。
不死の誘惑(超常)/Lure of Immortality:グリム・ハーヴェスターは標準アクションとして永遠の命を約束し、30フィート以内の1体のクリーチャーを誘惑することができる。クリーチャーはDC 22の意志セーヴに成功するか、グリム・ハーヴェスターの次のターン終了時まで麻痺状態とならなければならず、これは暗黒の申し出に対する恐怖と魅了の両方の側面がある。セーヴに成功したクリーチャーは同じグリム・ハーヴェスターの不死の誘惑に24時間の間完全耐性を持つ。これは[言語依存、精神作用](強制)効果である。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
黄泉がえり(超常)/Rejuvenation:破壊されたグリム・ハーヴェスターの死体は2d6日で復活する。グリム・ハーヴェスターを永続的に破壊するためには、永遠の鎖を粉々に砕き、悪ではない神格の聖印へと鍛造しなければならない。

 グリム・ハーヴェスターは古代アズラントの知識の保存を目的とした、長い間忘れられていた教団の退廃的な後継者である。邪悪な死霊術の儀式を行うことで、この忌まわしきクリーチャーは自身の文明が絶滅した後も生きのこる事ができただけでなく、アンデッドに変えることによって優れた人物の記憶を保存する方法を見つけた。
 帝国の栄枯盛衰を目の当たりにしてきたグリム・ハーヴェスターは安全な場所から占術の魔法を使って辛抱強く歴史の流れを観察し、影響力のある政治家、優秀な学者、偉大な芸術家など永遠の保存に値する者を探す。機が熟すと、知識が永遠に失われないように不幸な魂を探し出し頭を刈り取る。グリム・ハーヴェスターは容赦ないが、犠牲者の死によってさらなる知識が失われたり、大きな出来事の流れが代わったりすることを革新できる場合は、当面の間個人を助けるように説得されることもある。
 新しい獲物を探していないとき、グリム・ハーヴェスターは巧妙な罠と強力な守護者によって護られた安全な隠れ家でコレクションと会話している。斬首された者たちが集う集会はしばしば貴重な知識の山を抱えており、もしかしたら、スターストーン落下以前の失われた伝承もあるかもしれない。

By Gabriel Almer (Wayfinder #14)
Art by Nick Russell

@カゲシタの場

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