何がわからないのかわからない その5

仮定が間違っている場合と過程が間違っている場合があります。
(「かてい」と同音異義語使ってるのは調子に乗ってるからです)

ウォーターフォール開発では、要件定義→基本設計→詳細設計→実装→
と進んでいきます。
当然ですが、要件定義段階で誤った情報があったら基本設計で誤ったドキュメントが作成されます。
品質を保つためにもレビューが行われます。

さて、レビュー前の段階で品質が8割にまで落ちるとしましょう。
つまり完全、100%の出来のもので次の工程のドキュメントを作成したら80%の出来になります。
大本の品質が20%の出来だったとします。そして、ドキュメント作成をした人は大本の品質がどれくらいの出来なのか知りません。
この状態で次の工程を行った際、ドキュメントの出来は20%✕80%で16%くらいの出来でなければなりません。つまり、出来が1%くらいになっていたら、ドキュメント作成のプロセスが著しく悪いということです。

プロセスが悪いのなら、大本の品質が良くても出来が悪いものが生み出される可能性が高いです。
誤った仮定ならば、そのまま誤っただけの結論が導き出さなれなければなりませんが、途中の過程が悪い状態を「仮定が誤っている」と非難されても、「過程が悪いのを棚上げするな」と揉めることがあります。

つまり「過程が悪い」ことをわかっていない人が「仮定が悪い」と言っている場合があります。


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