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茶懐石でホームパーティーを開きたい!

 今年の年間目標は「挑戦!」。早々、プロポーズにも挑戦して深傷を負いましたけど。
 と言うことで、「お茶会、お点前デビュー」を決意しました。
 まず、茶道教室のお茶会が9月に開催されます。それに先立って、お点前を披露する人を決める選考会が行われることになりました。早速、おっしょさんから、
「カゲロウさんは、どうします?」
 と聞かれたのですが、最初は何のことかわからないまま、
「じゃあ、早目に参加します」
 と返答。するとおっしょさんは、
「参加されるのは結構ですけど、一番最初にと言うのはどうかと……。というのも、その人のお点前が審査の基準になってしまいますので」
 と、そこまで言われて初めて選考会の意味を理解した。お茶会は教室のお稽古の成果の発表会なのだと。だとしたら、私が基準になったらほとんどのお弟子さんは合格になってしまうことになる。そうなると選考会の意味がなくなってしまう。そこまで理解して、早々に、
「あっ、失礼しました。身の程知らずな発言でした。一番最後の審査でお願いします」
 と変更してもらった。
 最近、茶道のおかげで自分の嗜好が昔に戻りつつあることに気付いた。例えば、昔のお祭り。昔、母親の実家では祭りの時、親戚が集まって、それぞれに御膳を出されてご馳走になった。そのことを思い出し、なんとか再現できないものかと思った。きっかけは、茶室でいただいた足のない折敷を使った茶懐石である。三回ほど出席したことがあるが、これだな! と思った次第である。
 そのためには、まず、略式でも何とか茶懐石が出来そうな部屋に移らないと無理。それから料理は仕出でなんとかして。御膳と漆のお椀と、と考えるとワクワクが止まらない。しかし、肝心要の資金は、まぁ、置いておいて。それを考えると一歩も進めなくなる。
 みんなが御膳を前にして談笑している昔の記憶か蘇ってくる。残しておきたい日本の風景である。

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