ボカロのウィスパー・ボイスは、魅力爆発!
SPICAのアニメ版をアップしてから一ヶ月弱。新たな地平を見つけてしまった。それは、ボカロのウィスパー・ボイス。こいつに初めて歌わせた時、「ついに見つけたぁ!」と、感激の雄叫びを上げてしまった。それくらいに面白い。
私に「Synthesizer V」を教えてくれたベーシストは、
「前知識がなければ、人間が歌っていると勘違いするくらいに、いい」
といっていた。その本人に出来上がったばかりのテスト版を聞かせた。すると即座に、メールで感想が返って来た。
「いい! 凄くいいい! とにかく、歌だけ送ってよ!」
とリクエストが返って来た。私の作ったカラオケが良いからボーカルがひきたっているということを、その時、彼は気付いていなかった。しかし、すぐに反応があった。
「これは、手を加えないで、そのままのシンプルなバックの演奏のままで、いいかも。一応、俺もアレンジにトライしてみるけど」
と。
私が彼に期待したのは、彼のジャズ仲間である。オンラインで演奏して楽しんでいると、彼から聞かされた。その話を聞いた時、これは面白いとすぐに、妄想が頭の中を駆け巡った。
例えば、aikoの曲の雰囲気である。彼女の音楽には、ジャズの影響が色濃く反映していると聞いた。コードしかり、コード進行しかり、バックの音作りしかり。
そんな下心があって彼に、この曲にベースをつけてくれる様に頼んだ。曲の前面に出たりバックになったりして、ベースの良さをこの曲で最大限に発揮して楽しませてくれたらいい、と思ったからだ。
今度は、彼が投げ返す番である。どんな球が帰って来るか、ワクワクしながらメールを待っている。
その間にも次の曲の構想で頭の中がぐるぐる。ウィスパー・ボイスのROCKにしようか……。
創作活動が円滑になるように、取材費をサポートしていただければ、幸いです。