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ドールズフロントライン(少女前線)の時系列@本編前

ここでは公式設定画集やゲーム本編で語られている2062年以前を、個人的に重要だと思う箇所をまとめてみました。
 また同じ開発元である逆コーラップス:パン屋作戦とは同じ世界観を共有しており、劇中ではパン屋に繋がる思想や人物が登場しています。そしてパン屋はドルフロから約30年後の世界なだけあって、新たな超大国の登場と戦争が起きているようです。

◆1章・もしもの歴史

◇1960年代 発掘
上海・北蘭島遺跡で謎の生命体「GAVIRUL」が発掘される。

 1960年代 脱退
1962年のキューバ危機において米ソ両国は、ソ連遺跡兵器「イジオート」と
ヨーロッパ地域の核ミサイルが共に撤去された。この事でNATOに加盟していた北欧諸国は次々と脱退してしまう。

◇1969年 アメリカの投入
先のキューバ危機において焦りを感じたアメリカは、早急にコーラップス液の軍事転用を開始しベトナム戦争で遺跡ガスによる爆撃を実行。

◇1981年1月 ソ連の投入
1972年には32機の遺跡兵器「バラクーダ」を全世界に向けて公開されていたが、実戦そのものは1981年のアフガニスタンで投入された。

 1981年?月 封印
米ソは開発した遺跡兵器を相互公開し、「遺跡兵器制限条約」を終結したことで遺跡研究の停止と遺跡兵器の配備制限と解体が行われた。

◇1983年 雪解け
東西トップが「ジュネーブ声明」を発表したことで35年に及ぶ冷戦を終わらせた。

◇1985年 東西ドイツの統一
冷戦終結の影響もあってか東西ドイツはソ連調停を元にドイツ連邦として統一された。これと同時にドイツ国内にあった極秘組織が解散。

◇1991年 ソ連崩壊
1980年代後期からの石油危機と書記長の健康問題などから、ソ連は政治・経済面での不安要素が表面化してきた。これによって8月19日にはクーデターが発生し12月にはロシア連邦が成立した。
 だがソ連から独立した中央アジアの5カ国には、最低でも4ヶ所の「バラクーダ」作戦拠点と5000立方メートルのコーラップス液があった為、テロリストや第三国への流出が懸念されていた。

◇2023年 調査
国連遺跡署は南極氷河地下で遺跡を発見し調査隊を向かわせる。この時調査隊には新型の対ELID防護服と最新の遺伝子治療が使われていた。

◇2025年 開拓
こうして南極遺跡の調査を終わらせた遺跡署は、安全保障理事会からの多額な拠出金で基地への改装工事を始める。
 そうして2029年には1万人滞在可能な施設と複数の空港を備えた基地へと変化し、2045年1月時点で総人口が960万人へと達していた。この時南極に居る7割は一般就労者であり、残りの3割は遺跡署職員と各国の上位層である。
 因みに南極基地の人口増加の要因としては、主に「北蘭島事件」と呼ばれるコーラップス汚染やEUが植民地主義への傾倒等といった国際情勢の悪化が挙げられている。


◆2章・大災害と不安定な国際情勢

◇2030年1月 地球規模の大災害
中学生数人が北蘭島遺跡に侵入したことで、「北蘭島事件」と呼ばれるコーラップスの大爆発と流出事故を引き起こした。

 2030年3月 38度線
朝鮮半島も北蘭島事件による影響を受けており、両国ともコーラップスへの対策を講じていた。この時アメリカは38度線の封鎖と北朝鮮に対する無理難題な要求を突き付けていた。しかし我慢の限界に達した北朝鮮は38度線を越えたことで第二次朝鮮戦争が勃発した。

 2030年5月 内乱
唯一コーラップス汚染の影響を受けていなかった北海道は、北蘭島事件の生存者と国内生存者の移送先となっていた。しかし移送反対派であった北海道地方政府は米軍の力を借りて臨時内閣を成立、そして東京に残っていた旧内閣メンバーらを一掃。クーデター当時米軍は北海道青森間の海上封鎖と青函トンネルの爆破を行っていた。

 2030年6月 希望
クーデター発生後、東京に残っていたレーダー・ロクサットは遺跡署と協力関係にあった自衛官から、名古屋にコーラップスの完全免疫体発見の情報を受取った。その後ロクサットは遺跡署職員と有志の自衛隊員と共に完全免疫体の保護へ向かうことになった。
 無事に完全免疫体の少女・川崎和沙の保護に成功したロクサットは、完全免疫体の解明と研究のため一行はウラジオストクへ向かうことになった。しかし脱出計画の準備中に暴徒の襲撃を受けその場から抜け出そうとするも、川崎和沙は暴徒の流れ弾で命を落とす。

 2030年9月 分解
東太平洋へと落着したコーラップス容器はアラスカからパナマまでの沿岸地域にELIDを巻起こした。その後アメリカの遺跡関連企業は容器を拾い上げ、フェニックスとソルトレイクシティで容器の強制分解を実行したことで都市部はコーラップス爆発に飲み込まれた。

◇2031年 鉄血
東欧にて軍需産業の鉄血構造社が設立。

 2031年 2度目の革命
北蘭島事件の対処で後手に回ったロシア政府は次々と民衆の支持を失った。
 この時新ソ連共産党はネットワークで民衆を動員させた。こうして自力救済へと動いた民衆は、各地域にある行政府を追放または支配された。

◇2032年3月 ミンスク事変
内戦終盤白軍残存勢力はミンスクにあるOKB-413を占拠、動向を察知していた新ソ連政府はすぐさまに鎮圧部隊を派遣させた。また新ソ連鎮圧部隊にはカーター・ノインシュタットとハーヴェル・ウィトキンが参加していた。

◇2033年 復興計画
イエローゾーンに取り残された数万の工業地帯を有効活用する為、新ソ連は「シベリアライフライン計画」を始動。この計画では休眠状態の工場に自律人形のみを派遣させ、その工場を24時間フル稼働させるものである。
 また自律人形の開発にはハーヴェル・ウィトキンの開発チームが担当。

 2033年1月 
アメリカ国内で国連遺跡署の事務局長であったレーダー・ロクサットが臓器不全で逝去。

 2033年4月 追放
ロクサットが生前に公開した「北蘭島事件報告書」内にて、暗黒時代到来と世界政府構想といった今後の情勢を予言していたことから、国連遺跡署はアメリカからの追放処分を受けた。
 この追放処分を受けたことで、大半の職員は南極遺跡署建設計画であるビーコン計画にへ参加、残りの職員は亡きロクサットの理念を遂行するためプロメテウス計画を始動。

◇2035年 オーロラ
北蘭島事件で焦りを感じた北欧勢力は、性急な遺跡研究を始めたことで第二の北蘭島事件とも呼ばれた「オーロラ事件」が起きた。この影響によりスカンジナビア半島は人の住めない土地へと変貌し、他のヨーロッパ地域もバルト海からアドリア海にかけての汚染が起きた。
 この時ドイツ北東地域でもコーラップスによる汚染を受けており、首都機能をベルリンからフランクフルトへと移転させる。

 2035年 Important Operation Prototype
ウクライナでIOP社が設立される。

◇2036年11月 本格的
ハーヴェルは世界初の自律人形ALR-52Pを誕生させ、前年に起きた事件の被災国から大量発注や技術の内企業に向けて手厚い技術譲渡やライセンス計画を交わしていた。
 ALR-52Pは飽くまで新ソ連国外にとっての世界初自律人形であり、そして本当の意味でおける最初の自律人形はシベリアライフライン計画時に設計されたALR-51C(T)である。

◇2037年 シフト
アメリカ大陸各国がオーロラ事件の難民受入れを拒否したことが遠因なのかは不明だが、EUは新植民主義政策とアフリカ大陸の非汚染地区の分け合いを進めていた。

◇2042年 形骸化
ウクライナは東欧最大の非汚染地域ではあったものの、深刻な経済危機に陥っていたため東部では武装革命が起きていた。その後は国連による調停はあったが不調へと流れたことで内戦へと突入する。
 この時EU内では各国が異様な保守派へと傾きつつも、革命拡大を阻止するため西ウクライナへの支援を始める。またウクライナ分裂が起きた裏側では、カナダがアメリカに併合され常任理事国の3国が脱退する事態が起きていた。

 2042年 リッパー
鉄血はALR-52Pをベースに開発した軍用自律人形「リッパー」をウクライナ内戦で2度投入。

◇2043年 ニンフ
その一方で軍用自律人形に食指を動かさなかったIOP社では、ウクライナ内戦終結後に第一世代サービス人形「ニンフ」を完成させる。この「ニンフ」にはALR-52Pの発展型であるCSD系列の骨格が用いられ、介護やサービス業へと提供されていった。

◇2044年 流血
この頃ドイツでは東ドイツ再建の動きがあったものの、連邦議会は東ドイツ地区地方議会と憲法を凍結させた。これと同時に連邦議会ではSPDが国家に対して脅威を与える存在として、党首と党幹部が続々と逮捕されていった。
 憲法凍結や特定政党の逮捕などが起きたことで複数の都市でデモが発生、当時デモの本部とみられていた共和国宮殿で鎮圧部隊が展開され、数百名規模による死傷を出したことで「共和国宮殿流血事件」とも呼ばれた。

 2044年 蜂起
共和国宮殿流血事件を引き金として一部の連邦警察と国防軍が反旗を翻し、蜂起部隊は旧東ドイツ領内の警察と軍を壊滅へと追込ませたことで、SPDは蜂起成功宣言と同時に連邦政府からの脱退を宣言する。
 連邦政府は報復として鎮圧部隊を送るも返り討ち、その後はEU本部に即応部隊介入を要請している間に、東ドイツは新ソ連の主力部隊を展開させていた。


◆3章・世界大戦

◇2045年 勃発
昨年のドイツ内線の影響もあってか世間では第三次世界大戦への緊張感が高まり、同年3月に新ソ連原子力潜水艦がIRBMを誤射したことで第三次世界大戦が始まった。この頃のミサイル防衛技術は相当上がっており、開戦1年目で相当数の核兵器が撃ち込まれたものの人類社会崩壊への致命傷とはなり得なかった。
 開戦直後の南極では「ビーコン計画」最終工程として、全世界に向けて南極独立を宣言したと同時に眠りに着いた。この時の南極連邦は外部からの侵入者対策とコールドスリープの保安要員として、常時2万人が覚醒状態を維持していた。

◇2047年 効果
開戦直後のIOP社と鉄血社はモスクワに接収され、最初の2年間は兵站向けの自律人形を1万台程生産していた。しかし2047年になると米軍は西欧への上陸とドイツ大規模進攻作戦が遂行されていた為、国防委員会は2社に対して新型軍用人形の開発オーダーを出した。
 しばらくは前線にて装備等のテストを行っていたが、戦況悪化により急遽アメリカ戦へ送り出すことになった。この時の実戦投入においては2社共に人形の欠点はあったものの、米軍の進攻作戦を失敗させる程の戦果を上げた。また2050年のアジア戦線では米軍敗北が濃厚であった。

◇2049年 転機
ネットワーク上で「90Wish」と呼ばれる技術集団が自律人形に関する文章を公開。また逃げ出した元メンバーの2人が殺害されると知ったハーヴェルは、内務省の友人の手を借りて保護。

◇2051年 終結
こうして6年に及ぶ世界大戦は、世界経済の停滞と食料危機が表面化してきたことで幕を下ろす。また戦後のヨーロッパ政情の雲行きが怪しくなっていた為、PMCがその地域での治安維持活動をしていた。この頃のPMCは東欧出身の退役軍人達で設立されており、これと同時にソ連からヨーロッパとアフリカへの治安維持業務を請負っている。
 ただし世界大戦が突如終結したことで、民間や闇市場に軍の装備品が流出してしまう。これにより各地域に展開していたPMCは、無政府主義者や闇組織への対抗策として人形や大型機械を導入していった。


◆4章・そうして

◇2053年 グリフィン&クルーガー
内務省将校だったクルーガーは友人のグリフィンから、人形を主軸としたPMC設立を持ち掛けられ内務省を退役する事になる。

◇2054年 離反
IOP社に保護されたペルシカとリコリスは自律人形の開発と改良に着手していたが、当時はAIよりも機体性能の高性能化を目指していた為、リコリスは鉄血への移籍を決めた。この時リコリスはIOPからの報復措置を恐れてグリフィン社に護衛依頼を出す。

 2057年 第二世代
リコリスの移籍で危機感を感じたハーヴェルは16Labを設立し、ペルシカは第二世代の構想を高性能化からハードウェアとソフトウェアとの相性を重視した。この数年で第二世代の基礎とも言えるスティグマやダミーシステムを開発した。

◇2061年 結成
16Labでは同時期に開発された戦術人形のみで編成したAR小隊を結成。

 2061年 AIの反乱
鉄血本部工場に謎の特殊部隊に侵入された際、突如として高性能AI「エリザ」が制御不能となり社員達が自社製の戦術人形に殺害される事態へと陥り、その後は人類に対して反旗を翻すことになった。


参考・引用元=公式設定画集vol.1&2、初心者支援攻略基礎知識第5.5回(you tube公式チャンネル)、NyokkiのBlogより。



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