マガジンのカバー画像

東京名無和歌集

50
口の端から溢れた三十一文字
運営しているクリエイター

2021年6月の記事一覧

ありきたりの

傍にいる 心が通い 分かり合う ただいるだけで それだけでいい

蓮
3年前
1

約束

守るもの 命をかけて 守るもの 叶わぬならば 叶えんとせん

蓮
3年前
1

くわしめ

いにしえの 美しきひと その呼び名 現し身あるや ゆめまぼろしや

蓮
3年前
1

23時

眠る時 眠れない時 その狭間 夜と深夜は 分かれる

蓮
3年前
1

今まで

出逢いあり 楽しい時も 多くあり 今はひとり これからを思ふ

蓮
3年前
1

これから

穏やかな 心安らぐ ひと時は ささやかなれど 得難き願い

蓮
3年前
1

乱れ髪

乱れ髪 風も吹かぬに 乱れるは まさぐる指が 赴くままに

ねえ、うん

他愛ない 何処にでもある 日常の 失ったもの ねえ うん あ うん

蓮
3年前
1

寄る辺ない

朝起きて その日会う人 居らずして 声の出し方 いずくにかある

蓮
3年前

雨と曇りと青空

雨上がり 空に青色 雲流れ 晴れゆく天気 心のまにまに

蓮
3年前

かけら

見つかった 見つけてくれた やっと君に 時の狭間で 彷徨っていた

蓮
3年前

てとて

てとてとて めとめとてとて めとめとめ てとてとめとめ てとてめとめと

蓮
3年前
2

そして

繋がれる 言葉はいつも 前と後 言わぬが花の 言わずもがなの

蓮
3年前
1

なんとなく

なんとなく なんだか違う すれ違い なんとなくない やっぱり違う