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[TIPS] パスワード付きエクセルファイルの保存・読み込み

概要

Power Automate Desktop でエクセルファイルを自動作成し、関係部署に配布する場合にパスワードでセキュリティを確保することが必要になります。

Power Automate Desktop では、パスワードを設定するアクションは、今の所ありませんので、他の方法を利用することになります。

今回の動画では、エクセルファイルにパスワードを設定し、保存及び読込を行うフローの説明をします。

利用アクション

・ファイル選択ダイアログを表示
・入力ダイアログを表示
・VBScript の実行
・メッセージを表示
・Excel の起動

ひと言コメント

今後、「Excel ファイル保存」アクションにパスワード指定での保存が可能になるかもしれませんが、現状では、VBScript を利用していくことになります。

見ていただいたように、Excel VBA を利用することで、様々なことが実現できると思いますので、今後も、業務に役立ちそうな機能について、ご紹介していきたいと思います。

■サンプルスクリプト
Set objExcel = CreateObject("Excel.Application")
Set objWorkbook = objExcel.Workbooks.Open("ファイル名")

objExcel.Application.Visible = True
objExcel.Application.DisplayAlerts = False

objExcel.ActiveWorkbook.SaveAs "ファイル名", , "パスワード"

objExcel.Application.DisplayAlerts = True

objExcel.ActiveWorkbook.Close

objExcel.Quit

■GitHub ソース
https://github.com/s-kawara/Power-Automate-Desktop-Sample
/20210616-パスワード付きエクセルファイルの保存・読み込み

動画


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