包茎にさようなら①

 人はさまざまなコンプレックスを抱えている。私はコンプレックスの塊である。そのうちのひとつである包茎について述べたい。
 私は小学校の頃から皮の長さにコンプレックスを抱いていた。友達と銭湯にいけば絶対に友達に見られないようにした。手術も考えたがなかなか踏み出せないでいた。しかし手術を決断させる出来事が起こった。
 それは私の初体験の時のことである。男に見せるのも恥ずかしい自分の息子を勇気を振り絞って女性に見せた。そしてことが進み、さあゴムをつけようとしたその時、皮が邪魔してなかなかつけられないのである。また無理やりつけようとしたその時、イッてしまった。男として情けなくなんとも言えない悲しいとも虚しいとも違う気持ちになった。
 次回では実際に手術を受けたその後について述べたい。