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UV展開Tips

UV展開のコツというか自分なりセオリーなんかを書いていく。
UV展開は型紙から服を縫い合わせる逆のイメージ(服をばらして型紙を作るイメージ)なのだが、実際そこまで裁縫する人は少ないのでイメージしにくいと思う。このイメージを持っているだけでやりやすさが違ってくると思う。
ちなみにUV展開のUVはアルファベットでXYZ座標系の前にあるのUVW座標系からとってあるらしい。

UV展開手法

UV展開の手法として大きく分けて2通りあると思っている。あくまで自分が使うだけの呼び方。
・ハーフボディ型
・フルボディ型

ハーフボディ型はミラーを適用する前の状態で半身だけでUV展開する方法
メリット:テクスチャを圧縮できる、修正が簡単
デメリット:左右非対称にできない

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フルボディ型はミラーを適用し、全身をUV展開する方法
メリット:左右非対称など表現力がある
デメリット:テクスチャが粗くなる

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顔だけフルで体はハーフにする方法などやり方は色々ある。

UVマップ

ここにUVマップが保存される。複数のマップを作ることができるが、出力すると一番上のマップのみ適用されるので使うマップは一番上に設定しておくこと。

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シーム

UV展開する前にシーム(縫目)を設定する必要がある。どこにシームを持ってくるか結構迷う人が多いと思う。服の縫目をイメージしてもらうとここは目立たないなって気付いてきたりする。
シームはシームをつけたい辺を選択してマークする。
上の辺 > シームのマーク

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シームのセオリーは手足の付け根、体の内側、境目などを意識すること。
これはあくまで例で好みや場合によってやり方は変える。

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顔は展開後のことを考えてこのようにする。

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展開

シームの設定ができたら展開をする。Uで展開できる。画像8

自動で行った位置だと、余白が重なり汚くなってしまうことがあるので配置を整理する。展開のセオリーは細かくしたいところは大きくし、そこに使うpixel数が増やす。
Pを押すと頂点が赤くなり固定され、Uを押しても再度展開されない。

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調整方法

部分選択

編集モードで面選択モードにしたのち選択する面をLで選択する。

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向きのそろえ方

Rでおおよその向きをそろえる。
よく見るとちょっと傾いている。

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揃えたい頂点の端を選択してS > X > 0 でX方向の位置を合わせる。

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Pを押して頂点を固定する。

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Uを押して再展開する。

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これで大方向きが揃う。

ストレッチ

UV配置がある程度できたらUVに歪みがないかをチェックする。
3Dトポロジーに近い形のUV配置に近いほど歪みが少なく、トポロジーと異なる配置をしていると歪んでいることになる。
あえて歪ますこともあるので良し悪しはない。

Nでメニューを出しビューのストレッチにチェックを入れる。
青ほど歪みが少なく、緑ほど歪んでいるとことになる。

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形状によっては歪んでもしょうがない箇所もあるので参考程度に確認する。

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