コロナ禍での葬式の備忘録4 葬式をやる篇

感染拡大の懸念がある。当家の意向。
だから、あまり大きな葬式にしたくない。
けれど故人の今までの生き方から、
親戚との関わりから、
見送りたい人がたくさんいる、
しっかりと式で送り出したい。
その場合は、潔く式場で葬式をあげた方が、
お金はもちろんかかるが、
かなり楽だし、周りも本人も、
納得のお別れの仕方になると思う。

先に言うと、式場にもよるが、
感染対策はかなりしっかりとしている。
空気はサーキュレーター等を導入して常に循環している。
検温や手指の消毒。
入場制限や座席の間隔。
全てが徹底して対策されている。
その面は心配しなくて大丈夫だと思う。

この場合も、お通夜をやるかやらないか、
の選択肢があるが、
今の時代お通夜をやらず、
告別式のみの事が多くなってきている。
 
式場の方では香典を持ってきた人の名前と金額、住所等を帳面につけてもらえる。
(場所によると思うので保証はない)

香典返しの中身は選ぶことができたが、
高すぎず、安っぽいものでないラインで選ぶことになる。
香典-香典返し の差額は喪主のところに入る。

祭壇もグレードがいろいろとあるが、あまりにも豪華すぎると手元に入る金が少なくなるので、そこは要相談。
ただ小さいからと言って文句言う人はそこで縁切って良いと思うので、そういうのを恐れなくて良いと思っている。

火葬場は基本入場制限がある。
火葬場の感染対策がしっかりしているかというとイマイチだったので、
待っている間の食事をどうするかは、
よく考えた方が良い。
できればやりたくなかったが、親戚があまりにも多すぎてやらざるを得なかった。

帰ってきてから、またはお通夜の後、
それまた両方。
忌中祓いといったような会食の席を設けることがあったが、今の時代コロナのせいにして無くすことも許されるので、やりたくないならやらなくて良いし、なんでもコロナのせいにして良いと思う。

火葬を終えたあとは自宅へお骨を連れて帰って『安骨』、地域によっては
自宅→式場→火葬場→納骨
という流れをとる。
(自分が住んでいる地域がそのような風習がある)

安骨とは
本来お骨は四十九日過ぎる(法要を終える)まで自宅に置いておくべきである。この事を安骨と言う。四十九日の法要を終え、そこでお墓へ納骨する。しかし地域により火葬後納骨や、ずっと一緒にいたいと納骨をしないこともある。

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