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実話怪奇異談「マメ」

昔、山で迷子になったことがある。
木のような茶色い肌をした人に山の麓まで送り届けられたというのだが、その人とつないだほうの手のひらにできた小さなマメ。
ぽろりととれた。今もお守りのように財布に忍ばせている。
おかげさまで、今に至るまで良運に恵まれている。

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