中央線 #13 東中野駅
『この細い道は、どこだろう?』
映画を観ていて気になったのが、最初だと思う。
何かのきっかけで読んだ『不夜城』が映画化されるということで、観に行ったのは、もう何十年も前の話だ。
ネットで見たら公開は1998年とのこと。
原作のイメージで映像で観るとそれは必ずしも一致しないものだ。
漫画がアニメになった時、その声優がイメージと違うと感じるのと同じだ。
でも、その時の僕は映画『不夜城』をさほど違和感なく楽しむことができた。
同じように歌舞伎町を歩いたりもした。
(当時、まだあの辺りは怖かったけど)
確か、不夜城の看板は公開後も同じ場所にしばらく残されていた。
その映画のワンシーンで主人公が隠れ家的に訪れたのが、ここ東中野のムーンロードにあるお店。
今回、東中野を訪れてみて、そんなことを思い出した。
随分と…
言葉が続かない。
最初に来た時のイメージは、もっと店が多くいい意味でごちゃごちゃしていたのが。
ここも、がらりと変わってしまうのだろうな?
さて『不夜城』の原作者、馳星周氏の作品をほぼ読んできている。
映画化された『不夜城』からの三部作。バブル期の頃を描いた『生誕祭』その後を描いた『復活祭』
また、返還前の沖縄を舞台とした『弥勒世』『パーフェクトワールド』は好きで何度も読み返している。
ノワール小説というらしいが、読んでいて登場する人物への感情移入が出来ない、第三者的に眺めていても、心が揺さぶられる感覚、それが僕の感想だ。
氏は昨年『少年と犬』で直木賞を受賞されている。
長く氏の作品を読んできた僕としては嬉しい話ではあるが、まだこれは読んでいない。
Kindle版がでたら、なんて、先延ばしにしていたのだが、見るとすでに追加されていたので、早速購入した。
以前の作品とタッチは変わってきているとは思うが、変化は決して悪いことではない。むしろ、歓迎される一面だってあるはずだ。
この後、ムーンロードがどうなるかわからないが、僕はそれを期待している。
【使用機材】
カメラ Fuji X-Pro3
レンズ Voigtländer NOKTON Classic 35mm F1.4
【設定】
フィルムシミュレーション:クラッシックネガ
ホワイトバランス:AUTO
グレインエフェクト:弱 大
ハイライトトーン:+1
シャドウトーン:+2
カラー:+2
シャープネス:0
明瞭度:0
カラークロームエフェクト:強
カラークロームブルー:弱
最後まで見ていただき、ありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?