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ホロライブTCGのブースターパックの話

お疲れ様です。
こちらは現状『そんなのある訳ねぇ』カードゲーム、ホロライブTCGについての大会レポートや新弾情報、公式からのアナウンスやルーリングを記事とするアカウントでございます。
先日、お目通し頂くにあたりまずは簡単なホロライブTCGのカードの見方、ゲームの流れ等をご紹介致しました。


現行では差し当たって私の参加する大会も無く、大きな大会も少し先の話になるので、今回はホロライブTCGとして販売されているエキスパンション(ブースターパック)の話に少しのよもやま話を交えて本稿を進めていきます。
皆様によりホロライブTCGを身近に感じて頂ければ幸いです。


【1.ホロライブTCGの商品展開について】


ホロライブTCG、正式名称
『hololiveTCG』
発売から2年が経ち、現在第7弾まで追加エキスパンションが販売されています。
第1弾『スターライトアイドル』
第2弾『銀河再誕』
第3弾『World craft』
第4弾『INVASION the holoX』
第5弾『evolinization』
第6弾『ココニイル……』
第7弾『春夏秋冬』
第8弾もタイトル未定ですが既に発表はされています。
ここからブースターパックの仕様と各ブースターパックの封入状況、当時の反応などを纏めていきましょう。
ホロライブTCGは1パック12枚入りで420円(税込)
レアリティは4種類で
コモン(C)
アンコモン(U)
レア(R)
アイドルレア(IR)
となっています。
イラスト違いやホログラム仕様、箔押しやPRカード等もありますが今回の説明では省きます。
封入は1パックにつきコモン8枚、アンコモン3枚、レアorアイドルレア1枚が基本です。


第1弾『スターライトアイドル』


ホロライブTCG記念すべき最初のブースターは0期生、1期生、3期生のレベル3の配信者カードが収録されたパックでした。中でもエグい強さであり今も尚使われ続けるカードが下記のアイドルレア、『ファーストアイドル ときのそら』です。


◆◆◆◆◆
【配信者カード】
ファーストアイドル ときのそら
レベル3
登録者数が100万人以上でなければレベルアップ出来ない
コスト50
+30/🎤50/🎮20/⭐️20/pp50
[このときのそらが配信する時にそれが歌枠だった場合、あなたは配信スケジュールの上から3枚を公開してもよい。公開したカードに歌枠の配信カードがあったなら、それ1枚につき50の配信ポイントを追加する。その後、公開したカードの中から1枚を選び手札に加え、残りは配信スケジュールに加えて切り直す]
◆◆◆◆◆


ほぼノーコストで配信する事が出来、公開次第で配信時にエグいポイントが追加されます。そもそもファーストアイドルがメイン配信者で歌枠で配信してる時点で素のポイントが130なので対抗配信されても大体は通ります。配信時にバフを掛けるだけの能力はあまり強くないと言われがちですが、ファーストアイドルは数値が本当にエグいです。登録者数200万人得たら勝利のゲームでトップの捲れ次第でワンパン+150は実際頭がおかしい。ただ、それでも当時ファーストアイドル一強じゃなかったのはある程度のバランスが取れていた結果でもあります(レベル3が大体ぶっ壊れてたから必然バランスが取れてた説もあります)

第2弾『銀河再誕』


第2弾は2期生とゲーマーズのレベル3が実装されたパックでしたが、タイトルの通り星街すいせいがフューチャーされていました。慣例でレベル1、レベル2のイラストは割と可愛い感じに描かれる事が多いですが、レベル3からはカッコいいにシフトされる事が多いです。『銀河再誕』のアイドルレア、『重力支配 星街すいせい』はカードパワーもさる事ながらイラストがカッコよくてシングルの値段が高騰していました。


◆◆◆◆◆
【配信者カード】
重力支配 星街すいせい
レベル3
登録者数が100万人以上でなければレベルアップ出来ない
コスト50
+20/🎤60/🎮30/⭐️10/pp40
[この星街すいせいが配信する際、それがゲーム枠パズルであり、その配信で登録者数が増えた場合、続けてノーコストで歌枠で配信しても良い。
手札を2枚選んで対戦相手に見せる→あなたはお休みゾーンにある歌枠の配信カードを配信スケジュールの1番上に置く。その後、見せたカードをお休みゾーンに置く]
◆◆◆◆◆


後にわためぇやこんこよを軸としたデッキ【無限配信】の原型ともなるカードデザインですが、元を辿ればすいちゃんが最初でした。今考えると少し意外に感じられますが、当時からすいちゃんは歌にもテトリスにも妥協せずに全力だったので、このカードデザインはその片鱗を踏襲したものかも知れません。


第3弾『World craft』


第3弾は4期生と5期生がレベル3として実装されました。第3弾にもなるとデッキの多様性がグッと上がり、色んなタイプのデッキが大会で結果を出し始めました。そして、1弾2弾の時に作られたデッキにも新しいカードが採用され、多角的な攻め、強固な守りを手に入れたデッキも多くありました。ときのそら、星街すいせい、AZKiを主軸とし、第3弾のカード採用で完成度の上がった『デルタ歌姫』、角巻わためを軸にした『無限配信』、手札を0枚に保ち、相手の手札も0枚にし続ける『ちょこロック』、5期生全員を駆使して特殊勝利条件を持つポルカのカードで勝ちにいく『ねぽらぼ』、揃えば勝ちとまではいかないけれど2期生で盤面をエグめにコントロールする『エクゾディア』、等々。
突出して極端に強いカードはありませんでしたが、第3弾からはキャラクター全員がメイン配信者になれるという時期になってきました。


第4弾『INVASION the holoX』


第4弾。その名の通り侵略者holoX。秘密結社holoXが初収録になり、同時にメンバー五人のレベル3のカードも実装されました。完全にヴィランの様相で出てきたholoXを5期生までのホロメンが迎え撃つ形のパッケージイラストになってます。正直カッコいいです。現実のholoXは大体ちゃらんぽらん集団ですが、こういう時のビジュアルはエグいカッコいいですね。ホロライブで言うと私は鷹嶺ルイ推しのちゃんとしたルイ友なのでここでは実装された鷹嶺ルイレベル3の紹介をします。


◆◆◆◆◆
【配信者カード】
空の王 鷹嶺ルイ
レベル3
登録者数が100万人以上でなければレベルアップ出来ない
コスト40
+30/🎤40/🎮40/⭐️40/pp30
[この鷹嶺ルイが配信する時に場にラプラス・ダークネスが居る場合、ターン終了時にこの鷹嶺ルイをリフレッシュさせる。
コスト10→自分の配信スケジュールの一番上を見る。それを配信スケジュールの一番上か、一番下か、お休みゾーンに置く]
◆◆◆◆◆


能力値は優等生みたいに平均的ですがラプラスが居ると対抗配信出来る様になるのが強みです。また、コストを払えば永遠にスケジュールトップをピーピングして操作出来るのも強かったです。この時期は初収録の効果もあってか『holoXコントロール』が比較的多かった様に思います。


第5弾『evolinization』


この第5弾でホロライブTCGは一段階飛躍する事になります。これまで3が最大値だったキャラクターレベルにレベル4が実装されました。
5弾タイトルの『evolinization』は『evolution』 進化と『divinization』 神化の造語らしいです。
ちょっとよもやま話というか、関連して私の好きな話をするのですが、発売前、この第5弾で初登場するレベル4の配信者カードは全部で6種との前情報があり、界隈は大層盛り上がる中、その6種の内の5種は0期生という事が判明して、公開されたカードの能力とビジュアルのカッコ良さにみんな熱量が上がったんですね。早い段階でロボ子さんとそらちゃんのエグい性能に気付いたプレイヤー達はプロキシでガンガンテストプレイをしていきました。しかし、その一方で5種の0期生を収録して『じゃああと1種は誰なんだ?』という予想や憶測がSNSや掲示板で凄い数が飛び交いました。その時普通に人気も登録者数も多かったぺこらか船長か、もしくは前弾で登場したラプラスか……。そうして発売一週間前に行われたYouTubeでの企業チャンネルのホロライブTCG特別配信で公開されたのは、当初の予想を覆す全く別のキャラクターでした。






【覚醒 姫森ルーナ】






これ本当になんですけどあの時『マジ』でSNSと掲示板のサーバーがクソ重くなったんですよ。SNSのトレンドが『覚醒姫森ルーナ』の関連で埋まりましたもん。みんな覚えてません?ルーナイトの歓喜がずっと鳴ってましたしそもそも『覚醒 姫森ルーナ』がちゃんと強いカードで、イラストもめちゃカッコよくて、フレーバーテキストの『守られてばかりではいられません』が話題になって、私もんなたんでデッキ組みましたし私の友人はそこからルーナイトになりましたもんね。


◆◆◆◆◆
【配信者カード】
覚醒 姫森ルーナ
レベル4
登録者数が150万人以上でなければレベルアップ出来ない
コスト60
+40/🎤40/🎮50/⭐️40/pp40
[この姫森ルーナが場に出た時、あなたは登録者数10万人につき一人のルーナイトトークンを得る。
ルーナイトを一人消費する→姫森ルーナの配信に10ポイントをプラスする。
ルーナイトを一人消費する→カードを一枚引く。
ルーナイトを一人消費する→この姫森ルーナをリフレッシュする。この能力は相手のターンにしか使えない。
コスト20→ルーナイトトークンを一人得る]
◆◆◆◆◆


レベル4にしてはスペックが抑えめ低めだけれど能力の多さでどうにでもカバー出来るバケモノ。登録者数があればトークンやら手札やら配信力やらになって色々ぐるぐる出来るのが強い。相手のターンに必要なだけ対抗配信出来るのも強くて、兎に角強い。例に漏れず筆者も第5弾の発売後最初の大会は『姫森ルーナコントロール』で参加し、結果は4-1でした。『覚醒 姫森ルーナ』を出せれば大体勝つまでコントロール出来る形にはなりますが、唯一負けたのは『躁鬱ポルカ』で6配信で轢きkoroされました。前環境トップの速さは健在でした。


第6弾『ココニイル……』


第6弾は所謂お祭りエキスパンションでした。前弾で実装されたレベル4が6人に対して、この6弾1期生から3期生までのホロメンが一気にレベル4で収録されました。雰囲気的にエモい感じのカードが多数収録され、コラボやオフコラボカードに関しても周年や生誕祭に関わる物が多く収録されました。
この頃からスリーブやプレイマットのサプライ関係がかなり豊富になってきました。大会の賞品でプレイマットが貰えたりパックをBOXで買うとスリーブが付いてきたり、販売と運営がかなり力を入れてきた印象でした。


第7弾『春夏秋冬』


直近で一番新しいエキスパンションです。この7弾で4期生からholoXまでのキャラがレベル4で収録され、現行のホロライブTCGに収録されてるホロメン全てがレベル4で登場した事になります。季節感をイメージしたカードイラストが多数収録され、水着やサンタコスの配信者カードも登場し、この頃から【衣装カード】に関するテキストが多く見受けられる様になってきました。(最初に衣装がテキストに出てきたのは5弾のレベル4AZKiですが、それに関してはまた次回以降の記事にしたいと思います)


ともあれ、こうして2年弱続くカードゲームになっている訳ですが、現在のデッキの流行りは初期からちゃんと強い『デルタ歌姫』、コミックスからそのままデッキ名になったコントロールデッキ『holoXミーティング』、前述の通りこちらもカード名からそのままデッキ名になってる『覚醒 姫森ルーナ』、二ヶ月前に有名デッキビルダーが考案したおかころ軸のアグロ配信『ゆびゆび』、このカードゲームでそのデッキ名あるんだ?って感じのトワ様とちょこ先でひたすら強く配信する『デーモンストンピィ』、あとはコンボデッキの『ねぽらぼ』あたりが流行りです。ただ、その他にもまだまだデッキに多様性があり、対戦で対面したデッキの流行り廃りだけではあまり優劣が付かないのもホロライブTCGの良いところですね。
ホロライブが好きでしたら今からでも全然遅くないですし、調べれば割と沢山大会も開催されています。集めるだけでも楽しいので、是非ホロライブTCGを一度手に取ってみて下さい。


次回以降もホロライブTCGに関連した何某かを投稿致します。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。


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