海辺に来る県外ナンバーのかたがた~訳アリのアリアリ~



こんにちは、加賀谷です。
今回は高校~二十歳過ぎくらいのころの、海にまつわる思い出話をしたいと思います。


海辺の自殺志願者~どっちかを選んでからおいでよ!~

ある時近所の海に白い車が止まりました。
そして車中泊すること数日間
地元民は、
「またか……」
というテンションで見守るでもなく見守っていました。
というか観察しておりました。
限界集落、娯楽が少ないので、外から来るひとはムラじゅうの茶飲み話のお茶うけになります。サイテー!

しかしこの海岸は自殺志願者が寄ってくることで(一部で)有名。
おまわりさん、出動!

……ダッシュボードには。
遺言と、離婚届が。

あのさあ。
それさあ。
もしかしたらですけど。
離婚届出してから死んだほうがいいやつでは???
もっともしかしたらですけど。
遺言or離婚だとしたら。
離婚したら遺言書要らなくなるやつでは……???
ともあれおまわりさんの華麗なる説得(わたしの妄想)により、
白い車はどこかへ去りました。

どうしてるんでしょうね、今頃。
まだ生きておいでなのかしら。
死ななくてもよくなってるといいんですけどね。

オチならないですよ、ご近所の事件トークです。
もう十年以上経過しているので時効でしょうから書きました。

さてわたしとしては次が本番。

海辺で歌うはなし~カーセックスを添えて~


自殺志願者が寄り集まる海ですが。
ほぼ毎朝、夜が明けるか明けないかのころに、わたしは海に一人で行って歌ってました。
選曲?
鬼束ちひろ、椎名林檎、Coccoとかそこらへん。
メンのヘラった選曲だ?
お黙りください当時の流行です(サブカルクソ女的な意味で)

その朝わたしはいつものように、朝四時~五時くらいに海へに歌いに出かけました。
歌うのみならず暴れ踊り狂いました。
そのときはたしか「首。」を歌っていたとおもいます。

この選曲今回は非常にだいじなので、知らないなーというかた向けに歌詞へのリンクはこちら
https://www.uta-net.com/song/39225/

まあこちらを踊り狂いながら歌っていたわけですが。

白い車が止まったんですよね。
県外ナンバーの。
距離、わたしから三十~四十メートル。

しかし構わず大音声で歌い続けるわたし。
声量は滅茶苦茶あるほうなので恐らく車内まで若干以上は響いている。

しかし構わずそのお車は。
正確にはお車内のお二方は。

カーセックスをおっぱじめました。

上記リンクの歌詞をBGMによくその気になったな!!!?

それから四十五分、車は去りました。
わたしは更に十五分ほど歌ってから帰りました。

あれ、あの、周囲が見えていないカップルさんておいでじゃありませんか。
その手合いだったの……かしら……?
それとも破滅的な愛情で結ばれた重たいカップルさんだったのかしら……?
だとしたら盛り上がりに一役買えたことになるのでなんか投げ銭して欲しいものです。


ここまで書いておもったんですけども、
自殺志願者多発の海でCoccoを踊り狂いながら歌うわたしのメンタルなんなんだ!?

次回はわたしのメンがヘラってるはなしでもしましょうか。
精神病のおはなしならいっくらでも在庫があるんですが……
聞きたいかたがおられたら適当な顔文字とかでいいので、
コメント残していっていただけると幸いです。


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