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『HOLOLIVE FANTASY 1st LIVE FAN FUN ISLAND』現地レポート!②

※本文は、「『HOLOLIVE FANTASY 1st LIVE FAN FUN ISLAND』現地レポート①」の続編となっております。
※ここからでも十分読めますが、注意事項などは①をお読みください。

ライブ①-2021.11.25午後-

 さて、ここで東京ドームシティホールの内部をちょっと説明しようと思う。
 東京ドームシティホールは、アリーナ席、1階席、2階席、3階席の四構造からなるイベント会場で、一応立見席も用意されており、最大キャパシティは3000人超。
 本イベントでは、前後左右の席を空けることで感染症対策としていたために、今回の収容人数は1500人程度といったところか。

 図にするとこんな具合。ホール吹き抜け、の部分にでっかいでっかいモニターがある。

 僕の席は赤丸のあたり。当選した時は、「三階席かぁ」とも思っていたけれど、1/1500を引けただけでも幸運ぺこ。しかも、いざ入場してみると、前が空席のために非常に見通しが良いときたもんだ。

 ぐるりと周囲を見渡すと、皆さん早速ペンライトを用意しているご様子。じゃあ僕も……

ガサゴソガサゴソ……
ん?
ガサゴソ、ガサ……
んん!?

 僕のペンライトどこぉ?

 はい。という訳で無灯火観客でいきたいと思います。でも、ほら、HIPHOPのイベントとか、誰もペンライト持ってないしね? 声と手で勝者決めるしね? アガったら、手を挙げればいいんですよ。
 もし三階席左側でバトルのイベント並みに手を挙げてるオタクがいたらそれは僕です。

 出鼻を挫かれた思いをしながらも待つことしばらく、不意に、

「ご来場の皆様——」

 ぺこちゃん!?

 場内アナウンスがなんとぺこーら。小粋なサプライズ。思わずプチョヘンザ。
 その後も、ノエル、フレア、るしあ、そして我らがマリン船長が次々にアナウンスをしてくれるのを聞いて思った感想は、

(なんか今日の船長、声きれいだな……)

 余所行きの声というかなんというか。というか、みんな大舞台を前に緊張しているせいでしょう。ぺこーらも、ふだんの配信とは打って変わって硬い声だったし。

 二度目のアナウンス。胸がどきどきしているのは、ライブ前の高揚感か、それともさっき飲んだ酒が回ってきたのか。そしていよいよ消灯し……

 ついにライブが始まったのだった。

ライブ②-2021.11.25午後-

 スタートは楽曲から始まるのではなくMCパートから。
 控室?のようなところで五人が待機している様子。

 会場のみんなと遊べるボードゲームを持ってきたというぺこちゃん。しかしそのボードゲームから不意に声がして……

 怪しげなボードゲームに五人は吸い込まれ……

じゃん!

オープニングはもちろんこの曲!

『いんたらくとふぁんたじあ』!
 前日からいまに至るまで、人と喋るときと麻雀以外はずっと耳元でループさせており、ばっちり頭の中に入っている。

 ちなみにこの曲の作詞、作曲、編曲をされている森本練さんは、ほかにもホロライブに楽曲を提供してくださっていたり、すいちゃんのGHOSTのレコーディングにベースとして参加していたりもします。

 新曲でしっかり会場を盛り上げたのち、再びMCパートへ。

 どうやら五人は謎の妖精「ミジカ」(CV:篠原侑)にいざなわれ、異世界へとたどり着いてしまったらしい。
 困惑しつつも現状を受け入れる五人。

 ちなみに、ミジカの声優をされている篠原侑さん(しのはら、ではなく、ささはら)はアイム所属の本業の声優さんで、『ウマ娘』のカレンチャンを務めていたり、このあいだ船長とみこちが案件配信をしていた『ラピスリライツ』にも出演されていたりします。

るしあ「ってことは、あの水晶に吸い込まれちゃったってこと?」
ノエル「そうそう。それで、ミジカさんからお願いが……」

ぺこら「——それよりも、重要なことに気が付かないぺこか?」

なんだぁ、ぺこちあん。五人並ぶと船長がやたらにちんちくりんに見えることか?

ぺこら「妖精、海、といったらこれっきゃない!」

( ゚д゚)ポカーン

 唐突に始まった二曲目『HOT LIMIT』。誰しも知る名曲、ではあるものの……

「どうせなら、専用の衣装でやってほしかったな……」ボソ

 ちなみに余談ですが、この間滋賀県民を「琵琶湖以外に誇れるもんないやろ!」とdisったところ、「西川貴教の出身地!」と返され、レスバで完全敗北したので、滋賀県民の皆さんはぜひ使うと良いですよ。

 閑話休題、ぺこーちと団長のHOT LIMITで再び会場を沸かせたのち、お次の出番は、いよいよ我らがマリン船長!

 しかし、一曲目の『いんたらくとふぁんたじあ』の時にも思ったことだけど……

 声が出せないのがつらい!

 特に船長の『Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団』は、コール&レスポンスまで完備されていて、ライブイベントにおあつらえ向きの曲なのに……
 ペンライトすら忘れたオタクは、ただただ手を挙げることしかできない……

 メスガキメスガキ、って俺も叫びたかったよ……

 それはそれとして、ミラクル船長キャノンのお披露目もありましたね。
 直撃したら、服が下着を残して全部消え去るか、発情しそうな色合いでしたね。

 

 『Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団』が終わって四曲目……とはいえ、この調子で続けていってもキリがないので、残るは印象に残ったところをパパっと紹介していく感じで。

 なお、当日のセットリストは以下を参照。

  1. いんたらくとふぁんたじあ(る・ノ・ぺ・マ・フ)

  2. HOT LIMIT(ノ・ぺ)

  3. Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団(マ)

  4. 花ハ踊レヤいろはにほ(る・ノ・フ)

  5. ギミー! レボリューション(ぺ)

  6. こいあい(る)

  7. God Save The Girls(フ)

  8. ほめのび(ノ)

  9. 回れ! 雪月花(マ・ぺ・フ)

  10. スキキライ(る・マ)

  11. 五等分の気持ち(る・ノ・ぺ・マ・フ)

  12. Mr.music(る・ノ・ぺ・マ・フ)

  13. 美味しいお肉が食べたいの!(る・ノ・ぺ・マ・フ)

 5曲目、ぺこーちソロの『ギミー! レボリューション』といえば、『俺、ツインテールになります』のOP曲ですが、なんか妙に音が良かった印象。もしかして原曲のインスト使えてたりしたのかな。思い過ごしかも。
 この曲、どうしてもまれたそ(内田真礼)のイメージが強いですが、実は作曲がUNISON SQUARE GARDENの田淵さんが担当されていて……そう、天音かなたオリジナル曲『特者生存ワンダラダー!!』の作詞作曲の方でもあります。マイファンタスティックギター!

 8曲目、団長オリジナル楽曲『ほめのび』。せっかくの三期生オンリーライブイベントなので、『ぺこらんだむぶれいん!』をはじめ、各オリジナル曲をもっと使ってくるかな、と思っていたのだけれど、予想はあくまで予想。
 作詞作曲を担当されている渡辺翔さんは、まどまぎで有名なClariSに楽曲提供をしていたりする実力派。
オレモホメテノバサレタイ……

 12曲目、『Mr.Music』は、2011年3月に投稿された、れるりりPをはじめとする豪華ボカロP陣による合作の楽曲。ニコニコ生まれニコニコ育ち、Fooさんの笛とはだいたい友達の諸君にはなじみ深く、『Blessing』や『Smiling』、『Connecting』などに続く合唱曲のひとつ。

 いまやYoutubeに押されてしまい、やや下火のニコニコ動画ですが、かつてそこでデビューした歌い手やボカロPなんかが、いまは別の舞台で活躍しているのを見ると感慨深いですよね。
 僕は、かにぱんやいさじが歌ってみた動画をアップしていたころがド世代なのですが、皆さんはいかがでしょうか(懐古厨感)

 そして最後、スタッフロールとともに流れた曲はなんと本ライブ初出のオリジナル曲『美味しいお肉が食べたいの!』。なんと作詞作曲は、『ヒャダインのじょーじょーゆーじょー』や『クリスマス?なにそれ?美味しいの?』でお馴染みの前山田健一。ヒャダインといえば、やっぱりマリオかFFですよね(懐古厨感)。

 歌詞はまだどこにも出ていないので伏せるとして、ざっくりいうとみんなで焼肉に来たよ、という感じ。そして最後お会計となったときに、じゃんけんで負けた人が払おう、ということになり……

 哀れ船長……

 こんな具合で全13曲が終了し、アンコールがあるかなと思ったいたけれども、そうそうに流れ始める場内アナウンス。感染症対策の一環かしら。
 アンコールでSSSとか聞きたかったんだけどなぁ、としょんぼりしつつ、東京ドームシティホールを後にしたのだった。……

後日談

 焼肉の領収書持っていったら、船長が奢ってくれるって、マ!?

感想など

※もう一度書きますが、あくまでこれはいちオタクの感想です。
※本編と異なり、ネガティブ・やや否定的な感想を含みます。
※発言に責任は持ちますが、根拠があやふや、もしくは主観に準じていることをご了承ください。
※そのうえで、不適切な内容、発言などがあれば明松までご一報ください。

 一次抽選はずれて、「あー、これは配信見るしかねぇなぁ。平日だし、まぁいっか」と思っていたところ、棚から牡丹餅で手に入れた現地チケット。とんでもない僥倖にあずかりました。

 個人的にライブの点数をつけるとするならば、75点くらい。やや満足、といった感じ。
 80点を超えない理由、100点にならない理由はおおむね以下の通り。

  1. 声が出せないのはやっぱり辛い
    コール&レスポンスもしかり、声優ライブなどでよくあるオタクの奇声を上げられないのは、やはりテンションがいまいち上がりきらない。

  2. 音の迫力
    実はこのライブの翌々日、本文中でも取り上げたユニゾンスクエアガーデンの大阪公演に行ったのですが、そこで気づいたのは、音の迫力。もちろんユニゾンが本職のアーティストということもありますが、生音の有る無しは、やっぱり違う。ついつい手を挙げてしまう迫力がある。

  3. オタクたちよ、もっと盛り上がれ
    今回のイベント、自席の範囲内であればスタンディングもOKと言われていたのに、おとなしいオタクが多かった印象。アリーナ前方はさすがにみんな盛り上がってた時、三階席の僕付近は座ったままじっくり楽しんでいる人が多かった。それもそれでひとつの楽しみ方なのであまり強くは言えないんですが、せっかくの現地なので、もっとみんなで盛り上がっていこうよ、という提言。

  4. MCパート
    仲の良い、かわいい三期生を見れたのはよかったんだけども、曲と曲の間で必ずMCパートが入るので、テンションのギアをなかなか次の段階にあげづらかった印象。

 とはいえ、今回のイベントは全体を通して物語仕立てで、それこそVtuberならではのライブだったので、一般的なライブとはどうしても違ってしまうもの。今回の形式ならでは良い点もたくさんあった。
 悪いことばかりを書き連ねてしまったので、こんどは現地に行って良かったところ。

  1. 演者がオタクたちをちゃんと見てくれている
    Twitterでも言及されていた、手作り団扇の人とか。だからといって、次回以降のライブで、奇抜な恰好をしたり奇行に走ったりするオタクがいないことを祈る。

  2. 会場アナウンスが聞ける
    これって、もしかすると配信でも流れてたのかな。ライ直前緊張でガッチガチのアナウンスが聞けるのは、現地だけだと思いたい。

  3. 照明による演出を生で見れる
    これぞ現地の特権だと思うのだけれど、パフォーマンスと照明は表裏一体。生で見るのを前提作っている演出は、やはり生で見るのが一番で、テンションを爆上げしてくれる。

  4. 会場に入った瞬間のわくわく感
    これはなんのイベントでもそうなんですけど、人間、体がある以上、やっぱりそういうことなんです。

 と、まあ感想はこんな感じ。
 なにも考えずだらだらと書き連ねてしまったものの、ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
 次回は、皆さんと焼肉に行けるといいな。もちろん、船長のおごりで!

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