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エヌビディア株のブル・コール・スプレッドの運用状況(2024年8月31日)

カガミルです。
サクソバンク証券で外国株式オプション取引をしています。

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2024年6月から、ブル・コール・スプレッドという株式オプションの手法でエヌビディア (NVDA) 株への投資を開始しました。

その運用状況を報告します。

オプション取引はとっつきにくく、ハードルの高さを感じている方もいらっしゃるかもしれません。私の実際の取引がオプションの理解の一助となれば幸いです。
基本的なことを勉強したい方は、このページの最後にある「オプション投資の勉強にお勧めの書籍」を参考にしてください。


NVDAのブル・コール・スプレッドの現状

8月28日、NVDAの決算が発表されました。

決算は予想を上回ったものの、株価はその後の時間外取引で下落。
投資家の期待が大きすぎて失望売りにつながったのかもしれません。

週末の時点で、以下のようになっています。
スプレッド1は6月12日、スプレッド2は6月13日に組みました。

比較のため、前回の記事も提示します。

株価は建てた時より下なのでまだ含み損を抱えた状態ですが、前回記事の公開時よりは大幅に上昇したので含み損は小さくなりました。

スプレッド1の満期日の損益グラフとデータを提示します。

これらの数値は、NVDAの株価が満期日までにどのように動こうと変わりません。

このポジションはNVDA株にレバレッジをかけていますが、最大損失が限定されているので安心です。

さらに、NVDAのレバレッジETF(NVDL, NVDU)とは異なり、日々の株価の上下変動による減価が起きません。
株価が激しく変動した後に新規建て時の株価に戻った場合は、オプションプレミアムの減衰の影響で利益が得られるのもメリットです。
(ただしこれはボラティリティが非常に高いNVDA株ならではの特性であり、全ての株でそうなるわけではありません。)

ブル・コール・スプレッドの状況は、今後も報告していく予定です。

NVDAが停滞したらどうする?

以前の記事で「NVDAが停滞したらどうする?」という項を書きました。

NVDA株が下落しても、基本的にはポジションを保有し続け、満期日が近づいたらポジションを更新します。

ピークから大きく下落した場合は、リペア戦略 (repair strategy) を応用した方法を考えます。

ただし、(可能性は極めて低いと思いますが)NVDAの倒産が確実視される場合は撤退します。

オプション投資の勉強にお勧めの書籍

外国株式オプション取引に関する日本語の書籍やWebサイトは極めて少ないのが現状です。

以下の2冊は、オプション取引の基礎から代表的な戦略まで幅広く書かれているので、ぜひお勧めします。

より多彩な戦略について知りたい方は、こちらの書籍もご覧ください。
オプションの歴史やグリーク、ボラティリティなどについても掘り下げて書かれています。


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