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私のLEAPSダイアゴナル・スプレッドの運用状況(2023年8月5日)

カガミルです。

サクソバンク証券でETFのオプション取引をしています。

LEAPSダイアゴナル・スプレッド (LDS) を運用しているので、その状況を報告します。

前回の記事はこちらです。

オプション取引はとっつきにくく、ハードルの高さを感じている方もいらっしゃるかもしれません。私の実際の取引がオプションの理解の一助となれば幸いです。


SMHのLDSの運用状況

半導体ETFのSMHで行っているLDSの状況は下の画像の通りです。
サクソバンク証券の口座のスクリーンショットも貼ってあります。

前回から3週間経過しました。
原資産のSMHの終値は、-2.65ドルと下落しました。

LDSの含み益は326 - 299 = 27ドルと、前回の85ドルより減りました。

これはロングコールの方がショートコールよりデルタが大きく、原資産が下落した際の下落幅も大きいためです。
(デルタは原資産価格が1ドル上がった時のオプション価格の変化量です。)

ただし、ショートコールのプレミアムの減衰分が利益となるので悪いことばかりではありません。

上の図に表示されているセータは、1日あたり減少するプレミアムです。
Deep ITMであるロングコールのセータは0で、ATMに近いショートコールのセータはおよそ-0.02です。
1日経過するごとに、差し引き2ドル(0.02 × 100)ずつプレミアム減衰分の利益が得られる計算になります。

このLDSで利益が最大となるのは、ショートコールの満期日である2024年6月21日に、SMHの価格が150ドル付近である場合です。

その時のSMHの価格を予測することはできませんが、プレミアム減衰をうまく生かしたオプション取引を続けていきたいです。

引き続き経過を報告する予定です。

オプション投資の勉強にお勧めの書籍

外国株式オプション取引に関する日本語の書籍やWebサイトは極めて少ないのが現状です。

KAPPA先生の以下の2冊は、オプション取引の基礎から代表的な戦略まで幅広く書かれているので、ぜひお勧めします。


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