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2 生きているから変化する -進化-⑥

 アフリカ園

イネ科・キク科の草原は
ウマ・ウシ類のレストラン
当然ライオン・ヒョウ・ジャッカル
舌なめずってほくそ笑む
 

 地溝帯

千万年前地割れ来て
アフリカ東部は大干ばつ
しつ多雨林〉の類人猿
草地歩いてエサ探し

 直立歩行

四百四十万年前
直立二足歩行する
「ラミダス猿人」現れて
空いた両手で物づくり

 出アフリカ

それから二百万年後
言葉を交わし火も使う
器用な「原人エレクトゥス」
東方めざし遠征隊
 

 旅原人

百万年前「ジャワ原人」
石器をつくり火で調理
やがて地球に極寒期ごっかんき
北京人ぺきんじん」らも凍え死ぬ

 三十万年前

われら「新人サピエンス」
住みよい里に居残りの
エレクトゥスから進化して
脳の容積ぐんと増す


ラミダス猿人… エチオピアに住んでいた化石人類。
極寒期… 北半球は三百万年前から寒気に見舞われ、四万年と十万年の周期で繰り返した。最後の氷河期は約一万年前に終わったとされる。



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