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モル計算のやり方②

モルの計算の基本は、大きく分けて3つです。①物質量を質量にかえる、②物質量を体積にかえる、③物質量を個数にかえる。

そして、計算のやり方は二通りしかありません。物質量から他にかえるときは「かける」、他から物質量にもどすときは「わる」になります。

本記事は、物質量と体積の変換について解説します。

(音声解説はこちらへ!
https://stand.fm/episodes/60d4fd95b22b110006822535)


■物質量(mol)を体積(L)にかえるときは、22.4をかけます。

【問題】O2  1.0mol は何Lか?

【答え】 1.0×22.4=22.4(L)

【解説】どんな気体も1molは22.4Lで、気体の種類に関係しません。厳密には22.4〔L/mol〕をかけていて、標準状態(0℃、1気圧)のときに、22.4をかけてよいです。


【問題】H2  3.0mol は何Lか?

【答え】 3.0×22.4=67.2(L)


【問題】Cl2  0.50mol は何Lか?

【答え】 0.50×22.4=11.2(L)


■体積(L)から物質量(mol)にもどすときは、22.4でわります。

【問題】CH4 33.6Lは何molか。

【答え】33.6÷22.4=1.50(mol)

【解説】厳密には22.4〔L/mol〕でわっています。気体の体積Lを物質量mol になおすときは、22.4でわります。


【問題】O2 11.2Lは何molか。

【答え】11.2÷22.4=0.50(mol)


【問題】N2 33.6Lは何molか。

【答え】33.6÷22.4=1.50(mol)


まとめ

・物質量(mol)を体積(L)にかえるときは、22.4をかけます

・体積(L)から物質量(mol)にもどすときは、22.4でわります


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