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モル計算のやり方③

モルの計算の基本は、大きく分けて3つです。①物質量を質量にかえる、②物質量を体積にかえる、③物質量を個数にかえる。

そして、計算のやり方は二通りしかありません。物質量から他にかえるときは「かける」、他から物質量にもどすときは「わる」になります。

本記事は、物質量と個数の変換について解説します。


物質量(mol)を個数(個)にかえるときは、6.0×10の23乗 をかけます。

【問題】CO2 2.0mol は何個か?

【答え】2.0×6.0×10の23乗 =1.2×10の24乗(個)

【解説】どんな物質も1molは6.0×10の23乗 個(コ)です。物質量(mol)を個数(個)にかえるときは、6.0×10の23乗 をかけます。原子、イオン、分子、イオンからなる物質と様々なカタチがありますが、粒子の種類に関係しません。


【問題】NH3 1.5mol は何個か?

【答え】1.5×6.0×10の23乗 =9.0×10の24乗(個)


【問題】Al 0.50mol は何個か?

【答え】0.50×6.0×10の23乗 =3.0×10の23乗(個)


個数(個)から物質量(mol)にもどすときは、6.0×10の23乗 でわります。

【問題】H2O 6.0×10の23乗 個 は何molか?

【答え】6.0×10の23乗 ÷  6.0×10の23乗= 1.0(mol)

【解説】どんな物質も1molは6.0×10の23乗 個(コ)です。個数(個)から物質量(mol)にもどすときは、6.0×10の23乗 でわります


【問題】NaCl 4.5×10の24乗 個 は何molか?

【答え】4.5×6.0×10の24乗 ÷  6.0×10の23乗= 7.5(mol)


【問題】Ca2+   1.2×10の20乗 個 は何molか?

【答え】1.2×10の20乗 ÷  6.0×10の23乗= 2.0×10の-4乗(mol)


まとめ

・物質量(mol)を個数(個)にかえるときは、6.0×10の23乗 をかけます。

・個数(個)から物質量(mol)にもどすときは、6.0×10の23乗 でわります。





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