モル計算⑥【体積と個数】
モル計算の基本は、大きく分けて3つです。
① 物質量を質量にかえる。
② 物質量を体積にかえる。
③ 物質量を個数にかえる。
次に、計算のやり方は2通りです。物質量から他にかえるときは「×(かける)」、他から物質量にもどすときは「÷(わる)」です。今回は「個数から物質量molにもどして、体積にかえる」をやってみましょう。
Point
個数を6.0×1023でわると物質量molがでます。物質量molに22.4をかけると、体積Lが求まります。
問題 H2 3.0×1023個の体積Lを求めよ。
解答 3.0×1023÷(6.0×1023)=0.50〔mol〕 0.50×22.4=11.2〔L〕
解説 1molは6.0×1023個。気体1molの体積は22.4L。
問題 HCl 4.5×1023個の体積Lを求めよ。
解答 4.5×1023÷(6.0×1023)=0.75〔mol〕 0.75×22.4=16.8〔L〕
解説 1molは6.0×1023個。気体1molの体積は22.4L。
Point
体積Lを22.4でわると物質量molがでます。物質量molに6.0×1023をかけると、個数が求まります。
問題 Cl2 33.6Lの個数を求めよ。
解答 33.6÷22.4=1.50〔mol〕 1.50×6.0×1023 =9.0×1023〔個〕
解説 気体1molの体積は22.4L。1molは6.0×1023個。
問題 Ar 16.8Lの個数を求めよ。
解答 16.8÷22.4=0.75〔mol〕 0.75×6.0×1023=4.5×1023〔個〕
解説 気体1molの体積は22.4L。1molは6.0×1023個。
まとめ
・個数から物質量molにもどして、体積Lにかえる。
・体積Lから物質量molにもどして、個数にかえる。
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