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2種類以上の金属を溶かし合わせた材料を合金といいます。または、金属に少量の非金属が添加されていても、金属特性をもつ材料も合金といいます。合金にすると、腐りにくくなるなど、単体では得られない優れた性質をもつ材料となります。

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https://stand.fm/episodes/60ce751df748e3000654d89b)

青銅、黄銅、白銀、洋銀、ステンレス鋼、MK鋼、はんだ、ジュラルミン、ニクロムを紹介します。

青銅は、銅とスズの合金です。美術品、鐘、10円硬貨などに使われています。さびにくい特徴があります。青銅はブロンズともいいます。

黄銅は、銅と亜鉛の合金です。楽器、仏具、5円硬貨などに使われています。黄色光沢があります。黄銅は真ちゅうともいいます。

白銅は、銅とニッケルの合金です。50円硬貨、100円硬貨などに使われています。白色光沢があります。

洋銀は銅と亜鉛とニッケルの合金です。食器、時計、楽器、装飾品などに使われています。銀白色です。

ステンレス鋼は、鉄とクロムとニッケルの合金です。さびにくい特徴があります。台所用品、防食構造材などに使われています。

MK鋼は、とニッケルとアルミニウムの合金です。永久磁石の一種です。スピーカーや無線機器に使われています。

はんだは、主にスズの合金です。銅と銀とニッケルを含んでいます。金属を接合するものに使われます。

ジュラルミンは、主にアルミニウムの合金です。銅とマグネシウムとマンガンを含んでいます。軽くて強度が大きいことが特徴です。飛行機骨格や構造材に使われています。

ニクロムは、主にニッケルの合金です。クロムと鉄を含んでいます。電気抵抗が大きいことが特徴です。電熱器、ドライヤなどに使われています。

〇まとめ

合金を考えるときは、主にどんな元素でできているかに、まず着目します。特徴と用途もおさえていきましょう。


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