中和滴定で加えた塩基(酸)の体積と、滴定中の水溶液のpH変化との関係を示したグラフを滴定曲線といいます。「酸もしくは塩基の滴下量とpHの関係を表す曲線」ともいえます。滴下量がヨコ、pHがタテです。
滴定曲線は、中和点付近で水溶液のpHが大きく変化します。中和点は、急激にpHが変化している範囲の中央付近にあります。したがって、この急激なpH変化の範囲内に変色域をもつ指示薬を用いることで、中和点を知ることができます。
〇指示薬・・・水溶液のpHに応じて特有の色を表す。
〇変色域・・・指示薬の色が変わる範囲。
・メチルオレンジ pH 3.1~4.4 赤色~黄色
・メチルレッド pH 4.2~6.2 赤色~黄色
・BTB pH 6.0~7.6 黄色・緑色・青色
・フェノールフタレイン pH 8.0~9.8 無色~赤色
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