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構造式・・・原子間で共有された1組の共有電子対を1本の線で表した化学式。

価標の本数は、不対電子の数に等しいと考えてよい。原子価とよばれることもある。

(音声解説はこちらへ!
https://stand.fm/episodes/60b94de93612c681ab676d30)

単結合・・・1組の共有電子対で結ばれた結合
例)塩化水素分子HClは、次のように表します。

水素原子は不対電子を1つ、塩素原子は不対電子を1つもっている。よって、共有結合したときは共有電子対が1組できます。これを1本の線で結びます。これが単結合と呼ばれます。


二重結合・・・2組の共有電子対で結ばれた結合

例)二酸化炭素分子CO2は、次のように表します。

酸素原子は、電子対を2組、不対電子を2つもちます。炭素原子は、不対電子を4つもちます。よって、炭素原子と酸素原子2つが結びついた時、2組の共有電子対が合計2つできることになります。この2組の共有電子対は2本の線で表され、二重結合といいます。


三重結合・・・3組の共有電子対で結ばれた結合

例)窒素分子N2は、次のように表します。
窒素原子は不対電子を3つ、電子対を1つもちます。窒素原子2つが結合したとき、共有電子対は3組できることになります。これを3本の先で表し、三重結合と呼びます。


〇まとめ

原子間で共有された1組の共有電子対を1本の線で表した化学式を「構造式」といいます。

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