宗教とはどういうものか?:宗教学超基礎講座
人類の歴史と宗教の歴史は切り離すことができないほど、宗教は人類の歴史に影響を与えてきた。
どのような宗教が誕生し、それがどのように利用され、それに寄生する宗教が誕生したり、それと敵対する宗教も生まれた。
それらは単純な一対一の対立構造などではなく、複雑な依存共存関係を含む進化を遂げてきた。
現在も強い勢力を持つ悪魔崇拝の存在を否定して、「そんなのは都市伝説だ」とか、「陰謀論だ」と切り捨ててしまえる人がいるのは、宗教学の歴史を知らない上に、無知でお花畑に住んでいるからに過ぎない。
宗教というものがどういうものであり、それがどのように現代で作用しているかを知ることは、現代における様々な問題を根本的に理解するためには必要不可欠なことなのである。
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