台湾という国の実態を知っているか?

世界には様々な国がある。
どのような特徴をもって語るかについては議論があるが、例えば、民主主義国家もあれば、独裁主義国家もある。

憲法によって厳格に人権保障がされている民主主義国家もあれば、オーストラリアやカナダなどのように、コロナ騒ぎに乗じて、民主主義とは全く言えない独裁主義国家で表の顔を表したにも関わらず、自称では「民主主義国家」ぶっている国も存在する。

ここで、ある国を想定してみよう。
表面上は民主主義国家を唄いながら、政権与党の批判をすることは一切許されず、政権与党を批判する全てのメディアは弾圧され、政権与党を賛美する報道だけがなされる。
国家元首を批判することは国家反逆罪に値し、事実、その独裁っぷりを指摘した者は、詐欺罪などの罪に問われ、指名手配され、その指摘した者が生き延びるためには他国へ亡命しなければならない。
その国の国家元首は永久に独裁的地位を得るため、憲法改正によって永久皇帝と言えるような国家元首の座を得ようとしている。
仮に今、この国をX国としておこう。

では、台湾という国はどんな国だろうか?
なお、台湾は厳密には国家認定されていないが、敢えてここは話をしやすくするために、「国」とさせていただきたい。

日本人の多くの台湾という国の認識は以下の通りではないだろうか。
台湾という国は、民主主義国家であり、とても親日の国である。
中国という領土覇権国家に隣接しており、その領土を中国に狙われている小国である。
とても良い国である台湾を国際的に助けなければならず、日本も台湾の独立や中国の覇権拡大から守らなければならない。

果たしてそうだろうか?

台湾という国は、第一次世界大戦後の台湾併合から第二次世界大戦まで日本が統治したこともあり、台湾は日本の一部であった時期があり、日本が台湾を自国以上に大切にして投資して近代化したことから、親日の台湾人がとても増えたことは確かだ。
しかし、第二次世界大戦後、台湾には中国大陸から中国共産党に敗れた中国国民党軍が押し寄せ、実質的に中国国民党が台湾の支配者層となった。

台湾総統の李登輝時代には、第二次世界大戦前から台湾に住んでいた、いわゆる内省人を中心とした統治が行われていたようだが、それ以外の時代はほぼ中国大陸から来たいわゆる外省人が台湾を支配しているのが実態である。
外省人はほとんど中国人であり、外省人による支配はほぼ中国共産党による支配であると言って間違いない。

日本に友好的な台湾人は確かに多い。
台湾に好意的な日本人も確かに多い。
しかし、台湾という国の実態は実は、先ほどのX国なのである。
信じられない人は、是非台湾に行って、その真実を確かめてみてほしい。

台湾という国はX国であるのが現実であるにも関わらず、先ほど指摘したような親日国と思って接すると、とんでもないことになるという話はまた別の機会にしたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?