現代は情報戦という戦争の最中にあることをまず認識しよう

新聞やテレビというものが登場した時、そもそもそれらは政府の政策に賛成する世論を作るために作られた。

サブリミナル効果というのをご存じだろうか?
人は何十回、何百回、同じことを聞くと、あたかもそれが真実だと思ってしまう。
サブリミナル効果はあらゆる場面で効果が報告されており、例えば戦争の捕虜に対して、やってもいないことをやったと認めろと拷問を続けると、拷問を受け続けた捕虜は頭の中ではやっていないとわかっていても、その後、「自分はやったんだ」と言ってしまうという報告がなされている。

大東亜戦争の時も、国民は反戦ムード一色であったにも関わらず、連日新聞が戦争を煽ったおかげで、徐々に戦争に賛成する世論ができたことはよくご存じだろう。

本来、我々は世の中の出来事を知るために新聞やテレビなどを見るため、新聞やテレビには公平な視点で情報提供がなされることを望む。
世の中の様々な問題に対して、Aという考え方、Bという考え方、その他さまざまな考え方があり、それを提示した上で、「あなたはどう考えますか?」と言ったような報道を我々は期待しているはずである。
にもかかわらず、実際の報道は、一方方向の結論ありきの報道ばかりである。
コロナワクチンは打て打てどんどんであり、ウクライナ危機はプーチンが悪いの一色である。

この世界には、絶対的に一方が正しくて一方が間違っているということはあり得ない。
それがあるとすれば、基礎科学のみであり、例えば、「1+1=2」であり、「2」以外の答えは基本的に間違いだ。
しかし、この世の事項は基礎科学以外のものがほとんどである。
AさんとBさんが喧嘩したとき、AさんにはAさんなりの理由があり、Bさんにも理由があり、Aさんのみが正しくて、Bさんは絶対的に間違っていることなど、ほぼないのだ。

筆者は新聞やテレビが、一方の論調のみを断定した報道を流している時には、反対の論調、立場の情報をとるようにしている。
これを比較し、歴史的な背景や、金の流れなどで判断するのがインテリジェンスである。
そんな時にとても役に立つのが、あらゆる分野における基礎知識である。

基礎知識がなければ、根がないため、少し違う意見を言われた時に、それに飛びつくようになってしまう。
そうすると、永遠に情報を取得して、新しい情報が出ると、信念なく信じてしまうようになる。それでは、新興宗教に簡単に騙されてしまう人間と同じだ。

新型コロナウイルスが蔓延した際に、メディアが「コロナワクチン」を一方的に推す一方で、「イベルメクチン」を推す者が多く現れた。
筆者はコロナワクチンの話が出たときは、「そもそもワクチンはダメでしょう」と思ったし、コロナワクチンの説明書を見てからも、「この遺伝子組み換えワクチンはヤバい」と確信した。
その一方で、「イベルメクチンは寄生虫の薬であり、何故、新型コロナウイルスというウイルスを撃退するのに、寄生虫の薬を使うのだ?」と疑問視した。
イベルメクチンは健康に害が少なく、良い治療薬だと言われているが、そもそも新型コロナウイルスは、「風邪系」のウイルスであり、未だに風邪を治す薬は開発に成功していないのである。イベルメクチンを飲んで「治った」と思った人たちは、単にイベルメクチンという新型コロナウイルス対策とは関係のない薬を飲んで、単に自分の自然免疫で直しただけであろうというのが、筆者の考えである。

「風邪系」の薬が存在しないため、風邪薬でもイベルメクチンでもワクチンでもなんでも、何かに頼りたくなる気持ちはわかる。
しかし、この分野の話で言えば、「風邪薬は未だ存在しない」のが大原則なのであり、自己免疫で治すしかないのだ。

このように、どんな分野でも常に大原則を大切にして、それをベースにして情報を精査するのが筆者が考える知性の在り方であり、インテリジェンスなのである。

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