NISAをやった方が良い人とはどのような人か?:大半の人にとっては、NISAはやってはいけないものである

NISAというものをご存知だろうか?
NISAとは少額投資非課税制度と呼ばれているもののことで、投資で得られた利益が非課税になる制度であると説明されることがほとんどだが、この説明は正確ではない。

さらに、「2024年からは非課税保有期間が無期限化、投資可能期間(口座開設期間)が恒久化され、より長期的な運用が可能になり、より良い制度になった!やらない理由はない!」と岸田文雄政権はこれを新NISAと呼び、NISAから名前を変えてゴリ押ししている。

筆者の記事を普段からご覧いただいている方であれば、岸田文雄政権が行っていることがおかしなことだらけであることに加え、岸田文雄自身が強烈に推進している以上、「NISAには何か裏があるに違いない」と疑ってほしいところである。

日頃から筆者は様々な分野について、「嘘の説明が多い」と説いている。
健康食品と名乗っておきながら実際には健康でない食品であったり、ダイエット食品と名乗っておきながら実際には全くダイエット効果が無かったり、世の中にはそのような商品がたくさんある。

NISAは「運良く非課税になる」人が少ない制度である。
より正確に言うと、「一般的な投資よりも複雑な制度であり、NISA特有の優遇を受けるには複雑な条件がある」ということである。
では、どんな人にとって、NISAは本当に非課税になってお得なのかを説明しよう。


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