私有財産制は日本国憲法で保障された人権であるにも関わらず、それさえも破壊されようとしている

人類の歴史において、いかに所有権を取得するかと自由を獲得することは表裏一体であった。

想像してみてほしい。
あなたはどんなに働いてもお金を得ることもなければ、食べ物も着る服も済む場所も得られない。
ただ、支配者から「今日はこれを食べろ、これを着ろ、そしてここで寝ろ」と物や場所を提供されるだけの日々。
これを人々は奴隷と呼んだ。

そう、奴隷は自分で食べたいものを決めることはできず、着たい服を選ぶことはできず、どこに住むかを決めることもできない。
当然、仕事を選ぶこともできない。
詩を読みたいと思っても、許されないのだ。
ただ、支配者に管理された狭い世界の中でのみ、自由が許されるのだ。

そんな生活など、今の日本の現代社会を生きる者には想像もできないし、考えられないかもしれない。
しかし、現在もグローバリストをはじめとする支配者たちは、できる限りわれわれ一般人を奴隷的に管理したいのである。
かれらのそのような野望を知らなければ、簡単に彼らによって再び奴隷にされてしまうのだ。

ダボス会議のグローバリストたちは現在も支配者として、世界中の一般人たちをいかに支配するかについて話し合っている。
ダボス会議では、これまで、「所有しなくなることで幸せになれる」というプロパガンダを少しずつ少しずつ一生懸命発信してきた。
これぞ正に、人類が長い時間をかけて、基本的人権の一つとして手に入れた所有権をなくすための支配者たちによる新たな攻撃だ。

だが最近、このプロパガンダは発信されなくなった。
そして、ダボス会議は「そんな発信はしていない」と言い訳するようになった。
所有権を奪うということは、あまりにもインパクトが大きすぎて反発が大きかったのだろう。

ここ数年でグローバリストは以前であれば数十年、あるいは、半世紀をかけて進めてきたようなことも、数か月単位であからさまな計画を進めるようになった。
例えばESGを利用した世界破壊工作などは、ここ30年ほどで構築されてきた。

一方で、先日紹介したオランダの農業破壊政策などは、これまで徐々に進められてきたとはいえ、ここ数か月で急速に計画が加速されたり、新たな制約を加えられたものの一つだろう。

グローバリストはありとあらゆる手段を用いて、全世界を一つの政府で支配しようとしている。
それが正に、筆者が何度も「世界統一政府」として警告を鳴らしているものなのだが、結局は私有財産制を廃止して、世界中の財産を支配管理することが目的なのだ。
その目的のためにすすめられているのが、われわれにとって必要不可欠である水や食料、食料を得るのに必要な種などだ。

われわれはありとあらゆる分野であらゆる手段を用いて様々な財産や権利を奪われようとしている。
これをひとつひとつの問題としてとらえて対策するのではなく、グローバリストが全体として行っていることに目を向けることで総合的に包括的に対策できるようになる。

われわれが人間らしく生きるためにグローバリストの陰謀を知らなければならないのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?