「この前、コロナにかかって大変だったんだよね」という会話に意味がない理由を知ろう

未だに街中でコロナになったならなかったの会話が絶えないことに驚く。
コロナにかかってこんなに大変だったとか、嬉しそうに武勇伝を語る者たちさえ絶えない。

そもそも「コロナウイルス」とは、アデノウイルス(いわゆる風邪のウイルスの原因と言われているもの)やインフルエンザウイルス(いわゆるインフルエンザのウイルスの原因と言われているもの)などの総称を「コロナウイルス」と命名されており、何故か、「新型コロナウイルスが怖い」という騒動が始まったのが2020年頃なのだ。

ウイルスというのは4か月が経てば完全に形を変えてしまう(変異という)。
早ければ、数週間で変異するものもある。
そもそも、ウイルスは物凄いスピードで、様々な形に変異していく。
一本の木の下に無数の方向に根が生えている状態を思い浮かべていただきたいが、正に一本の木がウイルスであり、そのウイルスをもとに様々な種類に拡散的に変異するのだ。
つまり、特定のウイルスに対して対策をしても意味がない。

では、人類は万事休すなのか。
それは全く違う。
ウイルスというのは、とても弱い病原体だ。
簡単に言えば、ショボいのだ。
逆に言えば、ウイルスにやられる存在はショボいのだ。
つまり、ウイルスのようなショボい病原体に殺されてしまうような生物は、多かれ少なかれ、他の何かの原因でも簡単に死んでしまう。
そんなショボいウイルスについて、どのウイルスがどれだけ凄いだの、怖いだのと言う会話をすること自体がショボいというのが現実だ。

2020年頃に発生したと騒がれた「新型コロナウイルス」が一体、どれの事なのかよくわからない状況で、しかも既に何度も何度も変異していることを踏まえ、「どのような症状をもたらす、どのウイルスの事を言っているかわからない」状況で、「コロナウイルスにかかったか否か」について語ることに、どれほど価値があるだろうか。
そもそも、人間が体調を崩した理由を本当に知ろうと思うには、精密検査をしなければわからないし、普通の大病院の精密検査では大抵の場合、殆ど原因はわからないのだ。

殆どの専門家でさえ、原因がわからないにも関わらず、「コロナにかかった!」「私もコロナにかかった!」「コロナって大変だよね!」と言うことに何の意味もないことがわかるだろうか。
正確に言うと、「この前、体調を崩したんだけど、とりあえずコロナのせいにしといたよ!」「私もこの前、体調崩したの!私もコロナのせいにする!」「あれもこれもコロナのせいに違いない!コロナってとんでもないやつだ!」と言っているのと同じだということに気づかないといけない。

何らかのウイルスにやられて体調を崩した場合、あなたの体力がなく、ショボいウイルスにやられてしまうほど、免疫力が落ちていたからだ。
しかも、どのウイルスにやられたのかもわからないのに、全て「凶悪なコロナウイルスにやられてしまった」と断言することは、何でもかんでも特定の人物に責任を押し付けるような、器の小さい人間と同じだ。
コロナの話題を聞いて、我が振り直せ、である。

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