ロシア・ウクライナ情勢に見るメディアの嘘

連日、大手メディアはロシアとウクライナの情勢に関する報道に熱中している。
こういった有事の際、いつも重要な出来事について、大手メディアは「報道しない自由」を行使することを忘れてはいけない。
それが、インテリジェンスの基本なのである。

多くの人たちは、2020年のコロナ騒動やアメリカ大統領選挙の時から、メディアの異常さに気づいたはずだ。
それ以前から気づいている人も多くいるだろう。

例えば、今回のロシアとウクライナの情勢について振り返ってみよう。
ウクライナはどんな国であったか。
ウクライナという国は、世界中で本当にどうしようもない、いわゆる「ならず者国家」として有名だったはずだ。
その中身は、様々な軍事兵器や麻薬などの売買を行う国であり、欧米諸国からウクライナを経由してイラクや北朝鮮に流れる経由地がウクライナだ。
ウクライナという国は政治腐敗が激しく、2004年のオレンジ革命、2013年のクーデターによる政権交代、2014年から続くドンバス地方での自国民虐殺など、本当にめちゃくちゃな国だ。

金融業界で働く人間であれば、ウクライナという国が如何に汚職でまみれていて、マネーロンダリングの温床であり、それを国のトップが堂々とやっているので有名な国だということは常識だ。

にもかかわらず、今回のロシアとウクライナの情勢において、「現ウクライナ大統領のゼレンスキーは悪のプーチンと戦う、素晴らしい大統領だ」などと、大手メディアが報道している。
民衆というのはどれだけ、だまされやすいのだろうか。
ゼレンスキーと言えば、自身の政権に反対する勢力の言論弾圧を激しく行ってきた大統領であり、正にウクライナ国内でロシア系住民やロマン人、LGBTQへの迫害、虐殺を行ってきたネオナチ系の武装集団とべったりの人なのだ。
数年前に国連が、そのようなウクライナの行動を批難した事実はどこへいったのか?
そのような人が、急に善行を始めるのだろうか?腐敗が急になくなるはずがないのだ。

今回の情勢は、ロシア側からのウクライナへの攻撃にフォーカスされて、ロシア悪玉説で報道が一色化している。
筆者は別にロシアが善だとは言わない。しかし、これまで散々、ウクライナに住むロシア系ウクライナ人を虐殺してきた現政権が、急に「応援すべき素晴らしい政権」という報道一色になっていることに、筆者は気持ち悪さを感じざるを得ないのだ。

今回の軍事衝突が起こる前までは、大手メディアもウクライナの政治腐敗やウクライナの蛮行を報じていたのだ。
にもかかわらず、急にそのような事実はなかったかのように、現ウクライナ政権を持ち上げ始めている。
このきな臭い空気を読者はどこかで感じたことがないだろうか。
現在のウクライナの利権や、お金の流れを注視し、インテリジェンスを駆使すれば、おのずと背景は見えてくるのだ。

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