仮冬(Kafuyu project)

みんなの日常や経験が小説になりそして作品になる。 些細な出来事や役に立つ情報から世の中…

仮冬(Kafuyu project)

みんなの日常や経験が小説になりそして作品になる。 些細な出来事や役に立つ情報から世の中への疑問までを物語に!!

最近の記事

【エッセイ#7】BeRealを2週間でやめた話

 Twitter、インスタ、clubhouse、ThreadとSNSのトレンドが過ぎていく。SNSブームももうそろそろ終わるのかと考えていたが、新たなSNSがバイト先で流行りだした。 バイト先 「ビーリアルやってる?昨日のゆうた(仮名)のビーリアル面白かったな」 後輩1 「仮冬(仮名)先輩もビーリアルやらないんですか」 俺 「ビーリアル??」 後輩 「ビーリアル知らないんですか?とりあえず入れましょう」 俺 「見る専ならいいよ」 後輩 「自分で投稿しないとみんなの

    • 【エッセイ#6,2】中学生の僕は初恋をした【初恋の行方】

       前回のあらすじ  中学3年生の私は、クラスメイトのりなこちゃん(仮名)に密かに恋心を抱いていた。  当時自分に自信がなかった私は、この気持ちを誰にも話すまいと考えていたわけだが、振る舞いや話しているときの表情からクラス替え後たった1か月で好きなことがバレてしまう。  そして、友達との話し合いの結果、卒業式前に告白することが決定したのであった。  好きな人 → りなこ(仮名)  友達1 → けんた(仮名)  友達2 → やすし(仮名)  けんたの好きな人 → ゆき(仮

      • 【エッセイ#6,1】中学生の僕は初恋をした【好きバレするまで】

         私はクラスメイトのとある女の子に恋心を抱いていた。  名前はりなこちゃん(仮名)という。りなこちゃんはいわゆる小動物系のショートヘアの子である。席替えで隣になり積極的にしゃべりかけてきてくれたのが好きになるきっかけだった。  それまでは学校を休みたいとばかり思っていたが、りなこちゃんと喋れるのがうれしくてこころなしかいつもより早く登校していた。  しかし、私はこの思いを隠したまま中学校を卒業しようと思っていた。なぜなら、思いを伝えれるほど自分に自信がないうえに、私はク

        • 【エッセイ#5】仕送りでダサい洋服が届いた話【大学生活】

           大学生で一人暮らしをしているとたまに家族から仕送りが届く。蓋を開けてみると、野菜や果物が入っており非常にありがたい。  大学1年生のある日、家族から段ボールが送られてきた。いつものように段ボール開けて中身を確認した後、家族に感謝のラインを送ろうとしたのだが何かがおかしい。  いつもよりも段ボールが軽いのである。健康志向の強い家族なのでインスタントラーメンではないような気がするし、何が入っているのかよく分からなかった。  段ボールについたガムテープを破いて蓋を開けてみた

        【エッセイ#7】BeRealを2週間でやめた話

          【#エッセイ4,2】もっとちゃんと考えて大学デビューすればよかった【2つの致命的なミス】

           前回の記事で書いた通り私は入学3か月にして大学デビューの失敗を悟った。そして、私は気づいたのだ。  大学デビューにおいて2つの致命的なミスを犯していたということを、、  今回はこの2つの「致命的なミス」について書いていこうと思う。ちなみに、これは前回記事の続きであるため前回の記事を読んでいない人はまずはそちらを読んでほしい。  前回記事はこちら   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 【エッセイ#4】もっとちゃんと考えて大学デビューすればよかった【受験合格~1年生前半】|仮冬(Ka

          【#エッセイ4,2】もっとちゃんと考えて大学デビューすればよかった【2つの致命的なミス】

          【エッセイ#4】もっとちゃんと考えて大学デビューすればよかった【受験合格~1年生前半】

           高校時代に青春コンプレックスを増大させていた私は、大学という新たなコミュニティで絶対に成り上がってやろうと考えていた。友達と彼女に囲まれた「理想の大学生活」を手に入れて私のことを見下してきたクラスメイトを見返してやろうと意気込んでいた。そして、それを唯一の生きがいとして苦しい受験勉強を乗り越えたといっても過言ではない。  しかし、私は大学生活で一番大切である最初の3か月において致命的なしくじりを犯すのであった。今回は受験合格から大学生1年生の中で起こった大学生活に関するエ

          【エッセイ#4】もっとちゃんと考えて大学デビューすればよかった【受験合格~1年生前半】

          【考察#1】負の感情に蓋をするな

           日本では自己犠牲、謙遜、我慢が美徳とされている傾向がある。  学校では放課後教室に残ってやりたくもない勉強をしていると先生から褒められる。新入社員が始業時間30分前に来て掃除をするなんて文化がいまだにまかり通っている会社もある。これらは、間違いなく自己犠牲と我慢の精神であろう。  一方で、負の感情はすごく軽視されている。会社では我慢を強いられ続けてうつ病になる人が後を絶たない。また、 働かずに金が欲しい いろんな女を抱きたい あいつとは関わりたくない 残業面倒くさいか

          【考察#1】負の感情に蓋をするな

          【エッセイ#3】2つの飲みサー体験談

           高校時代の私はこんな願望を抱いていた。サークルに入ってパリピになりたい。そして、この気持ちが苦しくて孤独な受験勉強を乗り切る唯一のモチベーションになっていたといっても過言ではない。  暗黒の高校時代のせいで青春をこじらせた私は、その拗らせた感情を加速させたまま高校のメンバーが誰もいない地で大学生活を迎えた。高校のメンバーの視線がない場所で思いっきり遊んでやろうと考えたのである。  大学では至る所で新入生歓迎会をやっており片手には収まりきらないほどのビラをもらった。そして

          【エッセイ#3】2つの飲みサー体験談

          【エッセイ#2】 3つ下の後輩に連れられて【23歳でクラブデビューすることになった話】

           皆さんはクラブと聞いてどのようなイメージを持つだろうか。 怖い、うるさい、楽しい、出会いの場、音楽が流れている、、  私にとってクラブは怖くて危ないイメージだった。しかし、足を踏み入れてみたいという好奇心も同時に存在した。大人の世界に一歩足を踏み入た気になれる(ような気がする)不思議な場所だ。  バイト先の飲食店から家に帰る道の途中にクラブがある。そして建物の前にはいかにも気の強そうな男女がひしめき合って談笑している。人生で一度は足を踏み入れてみたい。だけど、昔から引っ

          【エッセイ#2】 3つ下の後輩に連れられて【23歳でクラブデビューすることになった話】

          【エッセイ#1】 だから僕はインスタをやめた

           私の右手にはいつものように赤いケースに包まれたスマートフォンがあった。  2020年7月、大学2年生である私は家の中でただただスマホを触りながら時間をつぶしていた。バイト先の飲食店は営業しておらず、授業もオンラインになり、出会いもない。そんな日々を過ごしていた。  そして、特に有意義でもない私の時間を埋めていくのがSNSである。インスタを開いて適当にショート動画を漁って、Twitterに大学と世の中に対しての不満をぶつけて、Youtubeで気になった動画を垂れ流しにする

          【エッセイ#1】 だから僕はインスタをやめた