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2/1のスピ語り_ 歪なミルフィーユ

人生は出逢いと別れの連続だとよく言うけれど

例えばそんなあらゆる経験のレイヤーが
少しずつあなたを形作っているわけで

最終的にそのミルフィーユが、
どんな大きさでどんな形でどんな色でどんな匂いと味をしていてというのは

本当の意味では天寿を終える時にしか分からないのかもね

出来上がったミルフィーユは自分で食べても良いし
大切な誰かにプレゼントしても良いのかもしれない

死後のことは生きてる私たちには分からないことばかりだけど

でも層を重ねていく作業は
今を生きる私たちに任された仕事だから

形になっていく過程を楽しみながらも

せっかくなら自分らしく世界に一つのケーキにしたいし

うまくできなくてもいいから
私が自分で作ったんだよと胸を張って言いたい

あなたが出逢わなければ良かったとか

忘れたい過去だと思っていることが

ケーキにおけるコーヒーみたいに
実はとっても気の利いたアクセントになっているかも

すいもあまいもあるからあなたのケーキは
とっても面白くて魅力的なのさ

これから先どんな層を重ねていくのか
未来のことはわからないけど

少なくとも、

あなたにとって大切なエッセンスであることは間違いないよ


_ Kafka.

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