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自分の小説、詩

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自分が書いた小説を集めました。
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記事一覧

SS小説「日常」

ショートストーリー小説(2021年作) 「日常」  息を吐くと視界は白い靄に包まれた。  とは言…

カフカ
3年前
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SS小説「月から来た男」

ショートストーリー小説(2020年作) 「月から来た男」 「僕は月から来たんだ」  9月のまだ残…

カフカ
3年前
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SS小説『ゆめ』(2013年作)

ショートストーリー小説(2013年作) 『ゆめ』 「それで、どんな夢を見たの?」と僕は言った。 …

カフカ
3年前
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SS小説『時を奪う鳥』(2013年)

ショートストーリー小説(2013年作) 『時を奪う鳥』  『時を奪う鳥』という白い鳥が家の前の…

カフカ
3年前
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燃えやすい藁

燃えやすい藁 燃えやすい藁を探す毎日。 なかなか燃えない藁もあるし、 燃えやすい藁もある。…

カフカ
4年前
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SS小説『愛のない小説』(2013年作)

ショートストーリー小説(2013年作) 『愛のない小説』  カチャカチャと金属がぶつかる音が響…

カフカ
3年前
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SS小説『俯瞰』(2013年作)

ショートストーリー小説(2013年作) 『俯瞰』  僕は歩いていた。  どこに行こうだとか、何をしようだとか、そんなことは何も考えていなかった。ただずっと続く道を歩いていく。まるで歩くことそのものに意味を見いだそうとするかのように。ただ、ただ歩き続ける。  しばらく道を歩いていると大きな道路にぶつかった。車の交通量が多く、横断歩道もないので渡ることはできない。道路の向こう側には背の高い木々が並んでいて、その先を見渡すことができない。しかし木々の隙間からは奇妙に大きく盛り

SS小説『或る男の話』2013年作

ショートストーリー小説(2013年作) 『或る男の話』 「人に優しいと言われるたびに僕はドキッ…

カフカ
4年前
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SS小説『バス、ポークカツレツ、雨』2013年作

ショートストーリー小説(2013年作) 『バス、ポークカツレツ、雨』 「俺はもう疲れたんだ」  …

カフカ
4年前
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SS小説「小説で語る考え、あるいは現実の悩みのようなもの」2013年作

ショートストーリー小説(2013年作) 『小説で語る考え、あるいは現実の悩みのようなもの』 03…

カフカ
4年前
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SS小説「文学少女と夏の空」

ショートストーリー小説(2020年作) 「文学少女と夏の空」 「ねえ、きみは小説を読んだことあ…

カフカ
4年前
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SS小説「平均台の話」2013年作

ショートストーリー小説(2013年作) 「平均台の話」  ある日の昼過ぎ、窓の外で雨が静かに降…

カフカ
4年前
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