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独コロナ警告アプリCorona-Warn-Appを1.12.1にアップデートしてみた

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。

今日はドイツのコロナ警告アプリCorona-Warn-Appを1.12.1 にアップデートしたのでユーザーからみた仕様としてはどんなアップデートなのか、ご紹介しますね!

私のコロナアプリ三兄弟の一つのコロナ警告アプリは昨年6月にリリースされ、今回が23回目のリリース。

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このアプリの開発者は政府系機関の感染研、ロベルト・コッホ研究所です。技術的にはドイチェテレコムとSAPが担当。(ワクチンなどの承認を担当する)ポール・エーリッヒ研究所もプロジェクトに関わっています。

リリース当初のお話は過去記事をご覧くださいませ。

現在このアプリは2560万ダウンロードされており、政府系アプリを使う人がいるのかと強い懸念があったわりに成功しています。詳細データを中央サーバーに保存しないというオープンディスカッションを踏まえた開発途中の方針転換、オープンソースプロジェクトとしてのアプリ展開と、独英言語でのブログによる逐次の情報公開、アプリを使いたくなる切実な状況などの理由が挙げられます。

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本日はローリスク也。アプリはドイツ語の他に英語で使えるのでありがたや。

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接触を減らして生活しており、フランクフルトは現在ホットスポットでないので最近はこの状態です。

旅行や移動は最小限にとされていますが、ドイツ国外でも使えます。ユーザーはこの機能を自分でオンにするか決められます。

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使える国は少しずつ増えています。

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今回のリリースではさらに、日々の感染動向、新規感染者数、指標の動向、アプリユーザーによる警告数 が表記されるようになりました。感染してもそれをアプリで知らせるかはユーザーの判断に委ねられ、勿論匿名です。画像8

昨日はドイツで9860名の新規感染者が発表されています。全体の13%の方がアプリで接触しましたよとお知らせした計算。

現在人口の3割がダウンロードしているので感染者の3割2958人がコロナアプリをダウンロードしていると仮定すると、4割から半分弱の人がアプリを利用して接触を知らせたことになります。机上の計算にすぎませんが。

ただこうやって実際に警告してくれたユーザーの数を表示させるのはすごく意味があると思います。

その他こんなデータをお知らせしてくれます。

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またあくまで自分用メモですが、14日間の日々のログが書けるようになっていて行動履歴を思い出せるようになっています。このデータが中央サーバーに送られることはありません。少し前から追加された機能ですが、今回も少しアップデートされているようです。

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今はあまり気になる移動や接触する行動がないのでここに書いておく必要はないのですが、新しい機能が出てくるたびにその背景や、配慮されている部分がわかり大変興味深いです。

何やらポール・エーリッヒ研究所も最近、SafeVac 2.0アプリをリリースしており、それを使用すると、予防接種を受けた人は、どのように予防接種が許容されたかをデジタルで表示することができるそうでこういうアプリは今後増えるのでしょうね。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊


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